ネットコミュニティ雑記の最近のブログ記事
超シンプルに、ウェブサービスを企画しようとする人に向けた企画術をご紹介しようと思います。超シンプルです。
ウェブサービスって、ポンポン作るのはいいけど、スタートでずっこけたり、あるいは最初だけ評判になるけど、即効でだれも使わなくなったりってことが多いですよね。最近は、そういう類のサービスが有象無象。
ということで、ウェブサービスを作るぞ! コミュニティサイトを盛り上げるぞ! と意気込む企画担当者の方に、これだけのポイントは抑えておいてねということを書きます。
ついでに、ものすごく当たり前のことの羅列です。が、ほとんどの場合はこれらを無視して失敗しています。
ターゲットを絞る
こういう言葉を聞くと拒否反応示す方がいますが、そういう企画担当者からは、成功するサービスは生まれづらいです。
ターゲットユーザーなんて、とにかく広げられるだけ広げて、たくさん囲い込んだ方が得でしょうという反応が返ってきそうですが、今回の趣旨から言うと答えは「否」です。
あくまで、「立ち上げに失敗しない」というのが肝ですから、まずは、確実に訴求できるターゲットだけを見つめてください。
このとき、ターゲット層だけでなく、初動で集客するユーザー規模にも欲を出さないことが肝心です。
とにかく、小さく、少なく、狭い範囲を対象にということです。
サービス(機能)を限定する
これはだいぶ浸透してきた感がありますが、非常に重要です。ターゲットを絞った後は提供するモノも絞る必要があります。
あれもこれも出来るサイト、というのはアウトプットが不明瞭になりがちですから、ブランドも認知されていない状態で、通りすがりの訪問者の心をつかむのは非常に難しいです。
逆に、「このサイトはこれができるサイトなんだ」と、ほんの2,3秒通りがかった訪問者に認知させることができれば勝ちです。
そもそも、そういうことをしたいユーザーにターゲットを絞っているわけですから。
絞ったサービスを洗練する
これは高機能にするという意味ではありません。とにかく、絞りに絞ったサービスですから、そのサービスをいかに簡単に、いかに分かりやすく利用できるかという意味で、使い勝手ですとか、UIを洗練する必要があります。限定されたサービスを使う、限定された人に特化した、使い勝手を考えるわけです。
ターゲットを絞って、そのターゲットだけに向けたサービスを考えて、そのターゲットがそのサービスを使うためだけに考えられたUIを提供する。
ユーザーに、誰にでも汎用的に広く使える一般的なサービスとは違って、自分だけに特化して作られた、まるでオーダーメイドの製品のような錯覚すら起こさせるんだ! 位の勢いで、考えてみてください。
基本的にはこの3点を必ず満たす必要があります。たったそれだけと思いますけど、いざ何かを作ろうとすると、いろんな邪念が出てくるものです。
とにかく、自分の頭のアイデアを、絞って、限定して、洗練する。
こういった考え方は、特に、人の集合体で成り立つコミュニティサービスに強く言えることだなぁと、感じます。
と、いうことで、これで初動のユーザー獲得は万事OK!
大成功したサービスはどれもそうですが、大成功した後の姿しか、多くの人の目には止まりませんが、大成功する前から、まったく同じサービスを提供していたかと振り返ってみると、多くの場合はそうではありません。しかしながら、成功体験を持たないと、なかなかそれに気づきづらい。
どうでしょう? 企画屋さんは、ぜひ、過去の自分のアウトプットを振り返ってみてもらえればと思います。
さて、ここから必要なのが、根気よく、日々そのサービスを見守り続ける愛情と、ユーザーの拡大に応じた多様性付加のタイミングの見極めということになります。
ここらへんの話はまたいずれ。
ウェブサイトには管理人という存在がありますが、特に、ネットコミュニティサイトにとっては、管理人の存在は、通常のウェブサイト以上に大きな存在です。それは、管理人が顔を見せている場合は利用者と直にコミュニケーションをする立場であるからですし、顔を出さない見えない存在であっても、その見えない管理人に対する声が、ユーザー同士の会話の中で大きくなったりするからであります。
では、そのネットコミュニティの管理人って、どういう存在なんでしょう。管理人が変わると、サービスはどのように変化するのでしょうか。
僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)
で、元2ちゃんねるの管理人ことひろゆきさんは、このように語っていました。
さてさて最近の僕はと言えば、2ちゃんねるを譲渡して管理人を外れ、その企業から何か相談されたときにアドバイスをする「2ちゃんねるアドバイザー」、もしくは単なるユーザーだったりします。前著では「僕が管理人を辞めれば、2ちゃんねるという存在はなくなります」と書いたりもしたのですが、管理人を辞めた現在も、2ちゃんねるは普通に存在しています。
中略
中でももっとも大きな理由というのが、ちょっと前から2ちゃんねるの運営に関して僕のやることがほとんどなかった、ということです。
中略
それはさておき、2ちゃんねるの管理人から外れて何か変わったのか? 結論から言うと、2ちゃんねるは今までどおりの2ちゃんねるのまま、特に何も変わらずに動き続けているわけです。もちろん、利用者の数も掲示板上で交わされている会話の内容も、相変わらずの状態なわけですね。
あれだけの規模になり、実際の運営の細かな部分までかかわっていないのであれば、そういう側面は大いにあると思います。もはや、管理人がどうというレベルではないのかもしれません。
一方で、管理人という立場は、実際に実務に携わらなかったとしても、やはり、サイト全体のポリシーという部分において、大きな影響力を持っています。管理人を引き継いだ後の人間というのは、以前までのポリシーや過去の事例がある中で、それから現在起こっていることをどのように解決すべきかという判断において、苦悩します。
一口に引き継ぐといっても、これは大変難しいことです。自分なりのやり方で貫けばよいとは簡単に口にはできますが、特に、コミュニティサイトの場合は、それがすぐにユーザーの声となって顕れます。しかも、とても大きく。大きなサービスを引き継いだことのある人にしか理解できないでしょうけれど、それは本当に大きな重圧です。
今、2ちゃんねるがどのようになっているのかはあずかり知らぬところではありますが、一口に、もともと何もやってなかったから、何にも変わらないんですよ、という言葉をうのみにするのもどうかなぁと思う部分もあります。。半年、一年のスパンで何も変わらなかったとしても、3年5年のスパンでみると、大きな変化があるかもしれません。一方で、アドバイザー的な立場では関わっているそうですので、2ちゃんねるの場合は、やはり何も変わらないのかもしれません。こればっかりは分かりませんけれど。
さて、どうしてこのような話を持ち出したかといいますと、僕が丸4年間、立ち上げから、その後の運用まで、まがりなりにもプロジェクトマネージャとして全てをディレクションしてきたコミュニティサービスから離れることになったからだったりします。
小さなチーム、時にはたった一人で進めてきたサービスではありますが、なんにせよ、全ての判断を自分のみで行ってきた結果として、お金をかけたプロモーションを行うことなく、月間1000万PV、同時接続者数も5000名を超えるほどまでに成長してくれたサービスでして、自分としては非常に大きな経験と自信を得ることができました。一定の目標もクリアできました。
ただ、ひろゆきさんと2ちゃんねるとの関係と異なり、いまだに実務まで含めてほとんどを取り仕切っている立場ですし、管理人としても、積極的に顔を出し、とにかく利用者とのコミュニケーションを重視してきたサービスだったりもするのです。2ちゃんねると比べるとはるかに小さな規模でもありますから、その影響が心配でなりません。
信頼してくれていたユーザーさんたちにだけ申し訳ない気持ちでいっぱいですし、そもそも毛頭手放すつもりはなかったのですが、大人の事情というのはなんとも時に残酷すぎます。いずれ、より良い形で手元に戻ってきてくれるよう手を尽くすつもりではありますけれども。
といいつつ、やっぱり本当に何もなかったかのように、半年後も一年後も同じ状態であり続けるのかもしれませんけどね。コミュニティって、本当に分からないからなぁ。
最後に、もう一度、上述の本でのひろゆきさんの言葉を借ります。
もし2ちゃんねるを手放したら、どうなるのか? というのを見てみたくなってしまったのですね。
僕自身は、「見てみたかったから手放した」わけではありませんが、「見てみたい」という気持ちは、同じように持っているわけです。これも一つの経験なのかな。
昨日、社内でコミュニティの考え方や、コミュニティへの取り組み方といったテーマでレクチャーを行いました。
わが社の事業は、簡単に言うと、コミュニティを他社に提供することなのだけれど、主に営業メンバーなどは、一つのコミュニティを構築するにあたって、サービス内容を一から考え、組み立てたり、構築後、細かなトラフィックを分析したり、ユーザーの動きを肌で感じたり、自分自身がユーザーとして利用したり、といったことを経験していないケースが多い。
そういう部分で、客先での話に説得力がないのではと思い、そういったテーマとした次第です。
主な内容としては、コミュニティがユーザーに提供する「サービス」の設定から、それに基づくサイトの「構成要素」の洗い出し、構成要素から「機能」への落としこみといった、サイト設計手法や、企画、運営に当たってのポリシーの設定、構築後の担当者としてのサービスへの姿勢といったところが大きな流れです。
これについては、また後日、記事としてまとめておこうと思います。
なお、本日から、当サイトをHTMLからブログに以降しました。雑記なども、こちらに掲載していきます。
今後ともよろしくお願いします。
わが社の事業は、簡単に言うと、コミュニティを他社に提供することなのだけれど、主に営業メンバーなどは、一つのコミュニティを構築するにあたって、サービス内容を一から考え、組み立てたり、構築後、細かなトラフィックを分析したり、ユーザーの動きを肌で感じたり、自分自身がユーザーとして利用したり、といったことを経験していないケースが多い。
そういう部分で、客先での話に説得力がないのではと思い、そういったテーマとした次第です。
主な内容としては、コミュニティがユーザーに提供する「サービス」の設定から、それに基づくサイトの「構成要素」の洗い出し、構成要素から「機能」への落としこみといった、サイト設計手法や、企画、運営に当たってのポリシーの設定、構築後の担当者としてのサービスへの姿勢といったところが大きな流れです。
これについては、また後日、記事としてまとめておこうと思います。
なお、本日から、当サイトをHTMLからブログに以降しました。雑記なども、こちらに掲載していきます。
今後ともよろしくお願いします。
