ネットコミュニティ雑記の最近のブログ記事

例の尖閣動画が本物であったということで、事件は次の段階へ進んでいるようです。

漁船衝突の映像流出、グーグルから通信記録押収
 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を巡る映像流出事件で、検察当局は9日、流出映像が投稿された動画投稿サイト「ユーチューブ」を運営する検索大手グーグルの日本法人(東京都港区)に対する差し押さえ令状を取り、投稿者が使ったパソコンに関する記録などを押収した。
 今後、東京地検公安部と警視庁が連携して記録を分析し、投稿者の特定を進める。
 グーグル側は投稿者が使ったパソコンのIPアドレス(ネット上の住所)などの記録を提供したとみられる。IPアドレスが判明すれば、映像を投稿したパソコンの所在を突き止めることができ、投稿者の特定につながる可能性がある。


日本の電気通信事業者は、通信の秘密を保護する必要があり、独自に情報を開示してしまうことは法令に反することになります。Google及びYoutubeがどこの法律でどのように運用されてるのか知りませんが、いずれにしてもGoogle側が任意での情報公開を行わなかったのは当然のことで、それによって、強制力のある(情報の開示に違法性のない)強制捜査に切り替わったというニュースです。

さて、今後の流れですが、







一時期はそこそこのトラフィックを持っていたポータルサイトexciteのチャットが、2010年5月31日を持って終了とのこと。


exite_end.JPG
最後だけあって100名近くがログインしていたみたいですが、最盛期から考えると、何ともさびしい終わりの姿。

既に多くのユーザーが離れつつあった数年前、リニューアルによってダメ押しをしてしまった感がありますね……。

infoseekチャット、MSNチャット、yahoo!チャット、livedoorチャット、AOLチャット、に続いて、exciteチャット。
これで、日本の大手ポータルサイトが運営するチャットサービスは、全滅、ということになるんでしょうか。
ポータル系のチャットサービスが全盛期であった2000年代前半から、アバウトに言うと約10年という月日の流れを感じるニュースでした。

ポータル系以外で言うと、かつて大人気であったが、近年閉鎖していたセイチャットが復活なんて話題もありはしましたが……、いずれにしても、チャットサービスは、同じ場所に長時間利用者を滞在させる、同じ利用者の定期的な再訪を促すといった点では力強いのですが、結局、ログを残さないタイプのチャットは、情報やコンテンツの蓄積によるスケールメリットが期待できないという点で、将来に向けた大きな伸びが見込めません。

仮にログを残したとしても、情報性はほとんどなく、例えば検索からの流入何かを期待出来ない、いわゆるゴミ投稿ばかりになりますから、そういった面でのさらなる集客やコンテンツマッチ的な部分の広告効果も薄いというところで、収益化が非常に難しいわけです。

ポータルサイト自体への帰属意識を高めるという部分では、ある程度の寄与をするはずですが、青少年へのケアと言った部分も含めた運営コストなども考えると、より、メンテナンスの簡単なサービスに集中すべきという判断はやむを得ないでしょう。しかも、ピークタイムで同時接続100名程度しか囲い込みが出来ていない状態であれば、なおさらでしょうしね。

そこそこユーザーを囲い込んでいるチャットサービスが、数えるほどしか無くなってしまったのは寂しい限りですが、ブログ、SNS、メッセンジャー、twitter、にこにこ動画、ustreamなど、10年前と比べると、比べ物にならないほど多岐にわたる、いろいろな情報伝達手段、コミュニケーションツールが認知されているわけですから、当然の結果といえば当然なんでしょうね。

とはいえ、ネット上でのコミュニケーションや情報発信をするユーザーの規模自体が拡大していることも事実ではあるわけで、少数社寡占の特定ジャンルは、逆に狙い目であったりもするわけです。

後日追記 チャットちゃっと

本エントリーと直接関係ないですが、他のドメインでチャットサイトも開設していますので、ぜひご利用ください。


チャットちゃっと

チャットって、ほんと好きです。
一個前のエントリーでドメインバックオーダーなんて、あまり健全なサービスとは思えないと書きましたが、もっと健全でない、というよりも、非常に悪質だと思うのが、逆SEOだとか、書き込み削除代行といったサービスです。

人のビジネスにとやかく言うのもアレですし、中にはまともな取り組みをしている会社もあるのかもしれませんが、ほとんどのケースは、やはり、あまり宜しくない行為であると考えています。

というのも、こういったサービスは、いくつかのメニューを用意していますが、それら全てが、消費者や検索を利用すエンドユーザーにとっては、不利益以外の何物でもないためです。

まずは、こういった会社が行っているサービスをいくつか挙げます。

  • 逆SEO:特定のキーワードでの検索結果での企業に不利益なページの順位を下げるサービス
  • 関連キーワード対策:企業に不利益な関連キーワードを削除するサービス
  • 削除代行:企業に不利益な掲示板などへの書き込み自体を削除するサービス

前者二つについては、完全にスパム行為であるケースがほとんどでしょう。例えば、一口に「不利益なページの順位を下げる」と書きますが、こういった会社が、Googleやyahoo!などの検索結果自体を直接操作することは出来ません。こういった会社が、Googleやyahoo!と直接コネクションを持っていて交渉をしているわけでもありません。

やっていることは単純で、該当するキーワードでヒットし得るサイトやページを大量に生成し、大量の被リンクを人為的に集めることで、不利益なことが書かれているページ自体が上位に表示されないようにしているわけです。

また、関連キーワードの削除も同じで、直接コネクションを持って交渉をしているわけではなく、単純に、別の検索クエリーを自動的に大量に送信することで、検索エンジンにそのクエリーが「旬」である、よく検索されるキーワードであると偽装し、本来検索されている、企業にとっては不利益に感じるクエリーをおいやってしまうということをやっています。

検索エンジン側では、そういった利用は違反行為として明言していますし、現段階で何らかの対策がなされている可能性もありますが、未だそういったサービスが存在しているのをみると、確実な対策は出来ていないのでしょうね。

前者については、本来検索ユーザーが欲している情報を「ゴミ」で埋もれさせるわけですし、後者についても、そのキーワードについての正しい関連ワードが表示されなくなるわけですから、たどり着くべき情報にたどり着きづらくなるわけで、最終的に消費者や、検索を利用するーザーにとっては不利益が生じます。

3つ目の削除代行についても、知人に内情を聞いて少し調べてみましたが、ほとんどのケースは「成果報酬」をうたっているようです。

掲示板などのcgm系のサービスには、必ず、削除や通報窓口と言ったものが用意されていますので、削除を依頼すること自体は誰でも出来るわけです。これも、業者側が、そういったサイトと直接のコネクションを持っているわけではなく、多くの場合は一般の窓口から削除依頼をしており、結果的に削除がなされればお金を貰う、対応出来なければ返金する、ということで、業者としてはリスクなく、成功した時にマージンだけを搾取しているという構図になります。

また、ここ半年ぐらいでしょうか、僕が管理している媒体にも、こういった削除代行屋さんから連絡が来るケースが増えていまして、以前、こういった代行業者さんと直接話をする機会を持ったのですが、本当にまあ、メチャクチャな会社なんだなと強く感じました。

向こうのスタンスとしては、

  • まずは穏やかに話して削除を依頼
  • 受け入れられないと思えば、金銭取引を要求
  • それも受け入れられないと分かれば、恫喝気味なスタンスで、いろいろな理由での訴訟をちらつかせる

といった感じ。

訴訟についても、本当に論理が破たんしていて、「企業名が利用者によって勝手に書かれているのは商標反だ」とか「真実の証明が出来ないものを掲載するのは違法だ」とか、「投稿者を特定できなければ、御社が責任負うことになりますよ」とか、まあほんと、ちょっと法を知っていれば恥ずかしくて言えないような理屈を述べられておりました。

僕たち媒体側としても、誹謗中傷や、悪意ある不買を目的とした書き込みであれば当然適切な対応を行うわけですが、こういったサービスを使っている企業が削除を求めてくる投稿は、決まって、「誹謗中傷」とは到底認められない、一消費者の、実際にサービスを利用したり賞品を購入した感想や意見の類であることがほとんどなんですよね。

本当に誹謗中傷と認められ得るものであれば、適切な手続きを経れば、多くの運営会社はしかるべき対応を行っているはずですから、そういった正規ルートでは相手にされないような書き込みについて、それでも単純に負の評判は見えなくしたい、という企業側の意図が見てとれます。

企業にとって不利益だからという論理で、しかも恫喝や訴訟をちらつかせて強引に情報を消し去ってしまうことは、消費者にとって不利益以外の何物でもありません。

また、書かれている内容が、不利益を被るものであっても、消費者の生の声であれば、真摯に向き合うことが、サービスや商品の改善につながるはずですし、こういったサービスを使っているということ自体、企業の取り組みとして疑問を感じえません。

こういった不健全なサービス自体淘汰されてほしいものなのですが、それにしても、最近こういう業者物凄い増えていますね。それだけおいしい商売ということなんでしょうねぇ。
超シンプルに、ウェブサービスを企画しようとする人に向けた企画術をご紹介しようと思います。超シンプルです。

ウェブサービスって、ポンポン作るのはいいけど、スタートでずっこけたり、あるいは最初だけ評判になるけど、即効でだれも使わなくなったりってことが多いですよね。最近は、そういう類のサービスが有象無象。

ということで、ウェブサービスを作るぞ! コミュニティサイトを盛り上げるぞ! と意気込む企画担当者の方に、これだけのポイントは抑えておいてねということを書きます。

ついでに、ものすごく当たり前のことの羅列です。が、ほとんどの場合はこれらを無視して失敗しています。


ターゲットを絞る

こういう言葉を聞くと拒否反応示す方がいますが、そういう企画担当者からは、成功するサービスは生まれづらいです。
ターゲットユーザーなんて、とにかく広げられるだけ広げて、たくさん囲い込んだ方が得でしょうという反応が返ってきそうですが、今回の趣旨から言うと答えは「否」です。

あくまで、「立ち上げに失敗しない」というのが肝ですから、まずは、確実に訴求できるターゲットだけを見つめてください。
このとき、ターゲット層だけでなく、初動で集客するユーザー規模にも欲を出さないことが肝心です。
とにかく、小さく、少なく、狭い範囲を対象にということです。


サービス(機能)を限定する

これはだいぶ浸透してきた感がありますが、非常に重要です。ターゲットを絞った後は提供するモノも絞る必要があります。
あれもこれも出来るサイト、というのはアウトプットが不明瞭になりがちですから、ブランドも認知されていない状態で、通りすがりの訪問者の心をつかむのは非常に難しいです。
逆に、「このサイトはこれができるサイトなんだ」と、ほんの2,3秒通りがかった訪問者に認知させることができれば勝ちです。
そもそも、そういうことをしたいユーザーにターゲットを絞っているわけですから。


絞ったサービスを洗練する

これは高機能にするという意味ではありません。とにかく、絞りに絞ったサービスですから、そのサービスをいかに簡単に、いかに分かりやすく利用できるかという意味で、使い勝手ですとか、UIを洗練する必要があります。限定されたサービスを使う、限定された人に特化した、使い勝手を考えるわけです。


ターゲットを絞って、そのターゲットだけに向けたサービスを考えて、そのターゲットがそのサービスを使うためだけに考えられたUIを提供する。

ユーザーに、誰にでも汎用的に広く使える一般的なサービスとは違って、自分だけに特化して作られた、まるでオーダーメイドの製品のような錯覚すら起こさせるんだ! 位の勢いで、考えてみてください。

基本的にはこの3点を必ず満たす必要があります。たったそれだけと思いますけど、いざ何かを作ろうとすると、いろんな邪念が出てくるものです。

とにかく、自分の頭のアイデアを、絞って限定して、洗練する。

こういった考え方は、特に、人の集合体で成り立つコミュニティサービスに強く言えることだなぁと、感じます。
と、いうことで、これで初動のユーザー獲得は万事OK!

大成功したサービスはどれもそうですが、大成功した後の姿しか、多くの人の目には止まりませんが、大成功する前から、まったく同じサービスを提供していたかと振り返ってみると、多くの場合はそうではありません。しかしながら、成功体験を持たないと、なかなかそれに気づきづらい。

どうでしょう? 企画屋さんは、ぜひ、過去の自分のアウトプットを振り返ってみてもらえればと思います。


さて、ここから必要なのが、根気よく、日々そのサービスを見守り続ける愛情と、ユーザーの拡大に応じた多様性付加のタイミングの見極めということになります。

ここらへんの話はまたいずれ。
ウェブサイトには管理人という存在がありますが、特に、ネットコミュニティサイトにとっては、管理人の存在は、通常のウェブサイト以上に大きな存在です。それは、管理人が顔を見せている場合は利用者と直にコミュニケーションをする立場であるからですし、顔を出さない見えない存在であっても、その見えない管理人に対する声が、ユーザー同士の会話の中で大きくなったりするからであります。

では、そのネットコミュニティの管理人って、どういう存在なんでしょう。管理人が変わると、サービスはどのように変化するのでしょうか。

僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54) で、元2ちゃんねるの管理人ことひろゆきさんは、このように語っていました。

さてさて最近の僕はと言えば、2ちゃんねるを譲渡して管理人を外れ、その企業から何か相談されたときにアドバイスをする「2ちゃんねるアドバイザー」、もしくは単なるユーザーだったりします。前著では「僕が管理人を辞めれば、2ちゃんねるという存在はなくなります」と書いたりもしたのですが、管理人を辞めた現在も、2ちゃんねるは普通に存在しています。

中略

中でももっとも大きな理由というのが、ちょっと前から2ちゃんねるの運営に関して僕のやることがほとんどなかった、ということです。


中略

それはさておき、2ちゃんねるの管理人から外れて何か変わったのか? 結論から言うと、2ちゃんねるは今までどおりの2ちゃんねるのまま、特に何も変わらずに動き続けているわけです。もちろん、利用者の数も掲示板上で交わされている会話の内容も、相変わらずの状態なわけですね。

あれだけの規模になり、実際の運営の細かな部分までかかわっていないのであれば、そういう側面は大いにあると思います。もはや、管理人がどうというレベルではないのかもしれません。

一方で、管理人という立場は、実際に実務に携わらなかったとしても、やはり、サイト全体のポリシーという部分において、大きな影響力を持っています。管理人を引き継いだ後の人間というのは、以前までのポリシーや過去の事例がある中で、それから現在起こっていることをどのように解決すべきかという判断において、苦悩します。

一口に引き継ぐといっても、これは大変難しいことです。自分なりのやり方で貫けばよいとは簡単に口にはできますが、特に、コミュニティサイトの場合は、それがすぐにユーザーの声となって顕れます。しかも、とても大きく。大きなサービスを引き継いだことのある人にしか理解できないでしょうけれど、それは本当に大きな重圧です。

今、2ちゃんねるがどのようになっているのかはあずかり知らぬところではありますが、一口に、もともと何もやってなかったから、何にも変わらないんですよ、という言葉をうのみにするのもどうかなぁと思う部分もあります。。半年、一年のスパンで何も変わらなかったとしても、3年5年のスパンでみると、大きな変化があるかもしれません。一方で、アドバイザー的な立場では関わっているそうですので、2ちゃんねるの場合は、やはり何も変わらないのかもしれません。こればっかりは分かりませんけれど。

さて、どうしてこのような話を持ち出したかといいますと、僕が丸4年間、立ち上げから、その後の運用まで、まがりなりにもプロジェクトマネージャとして全てをディレクションしてきたコミュニティサービスから離れることになったからだったりします。

小さなチーム、時にはたった一人で進めてきたサービスではありますが、なんにせよ、全ての判断を自分のみで行ってきた結果として、お金をかけたプロモーションを行うことなく、月間1000万PV、同時接続者数も5000名を超えるほどまでに成長してくれたサービスでして、自分としては非常に大きな経験と自信を得ることができました。一定の目標もクリアできました。

ただ、ひろゆきさんと2ちゃんねるとの関係と異なり、いまだに実務まで含めてほとんどを取り仕切っている立場ですし、管理人としても、積極的に顔を出し、とにかく利用者とのコミュニケーションを重視してきたサービスだったりもするのです。2ちゃんねると比べるとはるかに小さな規模でもありますから、その影響が心配でなりません。

信頼してくれていたユーザーさんたちにだけ申し訳ない気持ちでいっぱいですし、そもそも毛頭手放すつもりはなかったのですが、大人の事情というのはなんとも時に残酷すぎます。いずれ、より良い形で手元に戻ってきてくれるよう手を尽くすつもりではありますけれども。



といいつつ、やっぱり本当に何もなかったかのように、半年後も一年後も同じ状態であり続けるのかもしれませんけどね。コミュニティって、本当に分からないからなぁ。


最後に、もう一度、上述の本でのひろゆきさんの言葉を借ります。

もし2ちゃんねるを手放したら、どうなるのか? というのを見てみたくなってしまったのですね。

僕自身は、「見てみたかったから手放した」わけではありませんが、「見てみたい」という気持ちは、同じように持っているわけです。これも一つの経験なのかな。


昨日、社内でコミュニティの考え方や、コミュニティへの取り組み方といったテーマでレクチャーを行いました。

わが社の事業は、簡単に言うと、コミュニティを他社に提供することなのだけれど、主に営業メンバーなどは、一つのコミュニティを構築するにあたって、サービス内容を一から考え、組み立てたり、構築後、細かなトラフィックを分析したり、ユーザーの動きを肌で感じたり、自分自身がユーザーとして利用したり、といったことを経験していないケースが多い。

そういう部分で、客先での話に説得力がないのではと思い、そういったテーマとした次第です。

主な内容としては、コミュニティがユーザーに提供する「サービス」の設定から、それに基づくサイトの「構成要素」の洗い出し、構成要素から「機能」への落としこみといった、サイト設計手法や、企画、運営に当たってのポリシーの設定、構築後の担当者としてのサービスへの姿勢といったところが大きな流れです。

これについては、また後日、記事としてまとめておこうと思います。

なお、本日から、当サイトをHTMLからブログに以降しました。雑記なども、こちらに掲載していきます。

今後ともよろしくお願いします。
        

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