インターネットと子供の最近のブログ記事

モバゲーが監視体制を大幅に強化するという記事。

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以下、CNETより引用

具体的にはまず、12月10日から「青少年への注意喚起を徹底」として、サイト上でのルールを、より分かりやすくする表示を強化した。

 また、12月20日より18歳未満のミニメールを、ユーザの年齢前後2歳までの送受信のみに制限。13歳未満のユーザはミニメールの利用を禁止する。また、18歳未満の友達検索を、ユーザの年齢前後2歳までの友達検索のみに制限するとともに、「メールアドレス交換禁止の徹底」として、システム対応の強化を図る。

さらに、2008年春までの取り組みとして、サイトパトロールを300人体制に増員し、監視体制の強化を予定している。

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仲間内では、モバゲーユーザーの利用スタイルやサービス内容では、必ず事件が頻発して、勝手に自滅するんじゃないか、なんて勝手なうわさしていましたが、先日、実際に事件となり、それを受けての対応のようです。事後対応という点に、やはり危機管理上問題もありますが、あれほどの規模のサービスとしては、最低ラインではありますが、まずまずの対応スピードではないかと思います。

 

事後監視では、どこまでやっても「絶対」は無いというものの、企業として、そういう取り組みをしているというアピールにはなるでしょうね。それでも事件は今後も起こり続けるでしょうけれど。

 

とはいえ、そもそも、出会い系サイト規制法を正しく解釈すれば、男女を区別でき、インターネットを通じて何かしらの言葉を発信するツールを提供している時点で、18歳未満者の利用を禁じなければならない。つまり、その時点で、出会い系サイトとしてみなされるわけです。

 

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以下、出会い系サイト規制法第三章より引用

 

(児童でないことの確認)

第八条 インターネット異性紹介事業者は、次に掲げる場合は、国家公安委員会規則で定めるところにより、あらかじめ、これらの異性交際希望者が児童でないことを確認しなければならない。ただし、第二号に掲げる場合にあっては、第一号に規定する異性交際希望者が当該インターネット異性紹介事業者の行う氏名、年齢その他の本人を特定する事項の確認(国家公安委員会規則で定める方法により行うものに限る。)を受けているときは、この限りでない。
 
一 異性交際希望者の求めに応じ、その異性交際に関する情報をインターネットを利用して公衆が閲覧することができる状態に置いて、これに伝達するとき。
二 他の異性交際希望者の求めに応じ、前号に規定する異性交際希望者からの異性交際に関する情報をインターネットを利用して公衆が閲覧することができる状態に置いて、当該他の異性交際希望者に伝達するとき。
三 前二号の規定によりその異性交際に関する情報の伝達を受けた他の異性交際希望者が、電子メールその他の電気通信を利用して、当該情報に係る第一号に規定する異性交際希望者と連絡することができるようにするとき。
四 第一号に規定する異性交際希望者が、電子メールその他の電気通信を利用して、第一号又は第二号の規定によりその異性交際に関する情報の伝達を受けた他の異性交際希望者と連絡することができるようにするとき。

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これを考えると、そもそも、年齢制限、送信先の年齢制限を行う以前に、男女の別や、それを区別した上での検索機能を制限する必要があるはずです。

 

私の運営しているコミュニティサービスも、比較的若年層が多いことから、プロフィールとして性別を持たせていなかったり、ニックネームにすら、「男女」というキーワードを利用できなくしていたり、もちろん、男女別の検索機能も用意していない。

 

当然、ユーザーは会話の中や、ニックネームの雰囲気で男女を見分けながらコミュニケーションを行っているわけなのだけれど、明示的に区別できる状態と、正しい利用の中で知るのとは、負の方向へ向かう確率も違うように思います。

 

とはいえ、個人情報の正確性維持という点についてどこまで配慮したとしても、インターネット上のサービスでは、「異性交際希望者が児童でないことを確認しなければならない」という部分が、100%担保できるわけではなく(少なくともリアルな書類確認なしには)、サービス提供側としては、あくまで「できる限りの配慮をしています」という企業姿勢を見せるにとどまってしまうのは、やむをえないことなのでしょう。

 

私も含め、18歳未満者へのサービス開放を検討しているmixiなども、他人事ではない事例です。

 

たいていのサービスには利用規約というものが定めてあり、その禁止事項に違反する行為を行った場合、管理者は時に、利用停止処分や退会処分を行う。

チャットや掲示板などで中傷行為や悪口、卑猥な発言を行った場合などが、そういう対象となる。しかし、残念なことに、それは大人ばかりではなく、むしろ子供の割合がかなり高い。

前の記事「子供のインターネット利用とその怖さ 」でも触れたが、未熟なコミュニケーション能力しか持たない子供達が、ゲーム感覚で利用している状況では当たり前のことだろう。

そういう行為自体も、ちろん問題ではある。しかし、その裏に潜むもっと大きな問題を直視しないことには、インターネットと子供の問題は良い方向には向かっていかない。

その問題とは、自分の子供もそのような行為をたやすく行う可能性があるという事実を、まったく認識していない、しようとしない親が存在するということだ。

ここでちょっとした例を挙げよう。

禁止行為を繰り返すユーザーに対して、時にIPアドレスによる利用制限を行う場合がある。同じIPアドレスからの利用が全て制限されるわけだが、もちろん、家族も同じサービスを使っていれば、たった一人のために、全員が利用できなくなってしまう。

以前あった事例としては、子供が卑猥な発言を繰り返し、家族全員サービス利用を禁止された。その事実を知らない親が、不当な禁止だとクレームを寄せる。お子さんの行為による禁止だと、親に伝えるが、親はいっこうに信じようとしない。あくまで、自分の子供がそんなことをしるはずがない、と。

ログまで存在するその不正行為の事実をいかに具体的に伝えようとも、まったく信じようとしないのだ。IPアドレスというのは、絶対的なものではなく、鵜呑みにしてはいけない情報ではあるのだが、登録情報から地域や苗字、メールアドレスまで同じとくれば、やはり親子関係があるものと断定せざるを得ない。

それでも、あくまで自分の子供ではない、と主張するのであれば、どなたか見知らぬ他人がその方のご自宅のパソコンを使い、該当する不正行為を行ったことになるわけだ、が、それの方がよほど問題だろう。

また、仮にそうであったとしても、サービス提供者の立場からは、繰り返し不正な行為を行う接続元からの利用を野放しにはできない。結局、同じ対応を行うことにはなるのだ。

少し長くなってしまったが、この親の反応から見れば、おそらくこのお子さんは、普段の日常生活において、そのような行為を行うはずのない、ごく普通の子供であったと考えらる。

しかし、ひとたびインターネットの世界に踏み込んでしまえば、そのような行為を平然と行ってしまう。そのような行為を何の良心の呵責もなしに行える環境が、そこには存在するのだ。

親は、それが信じられない。それ以前に、「そのようなことを行うなんてありえない」という頭があるから、普段から子供がどのようにインターネットを利用しているかを気にしようともしない。

どんなに優秀な子供であっても、その少ない人生経験では、インターネットの世界で理性を保ち、正しい選択をし続けるのは非常に困難である。さまざまな欲望を満たすものがあり、そしてそれを抑制する何かは存在しない。

「うちの子に限って」という考えは、現実世界のそれよりも、はるかに脆い幻想であるということを知ることが、子供の正しいインターネット利用への第一歩だと訴えたい。
昨年起こった長崎県佐世保市の小学生女児殺害事件を覚えているだろうか。

事件当時、マスメディアもこぞって簡易ホームページの存在やチャット、掲示板などを取り上げたものだが、もう事件自体はだいぶ風化してしまい、インターネットの負の部分も薄れかけていることだろう。

しかし、根本的な問題として潜むインターネットの怖さは、より大きくなっているといえる。

では、そもそも、インターネットにおける「怖さ」とはなんなのか。

ご存知の通り、インターネットには多くの情報が混在している。上手にインターネットを利用するために必要なのは、自分にとって有益であり、正しい情報だけを取捨選択する能力である。

いくら膨大な情報があったとしても、その真偽の定かでないものや価値のない情報に埋もれている状態では、まったく意味を成さないからだ。

昨今の小学校、中学校ではコンピュータの授業も積極的に取り入れており、児童達のコンピュータを扱うスキルという点においては、大人達となんら変わらないか、それ以上だといっても過言ではないだろう。

しかし、コンピュータを扱うスキルはあったとしても、情報を取捨選択する能力、ある種特異な情報に接したときの一般常識を元にした判断力という点に関しては、やはり幼いと言わざるを得ない。

これによって、間違った情報や通常では考えられないような残虐な価値観を、当然のように身につけてしまうのだ。これらは、全てを吸収してしまう多感な時期である児童達にとって、ある一定の規律のもとに放送されているテレビメディアなどから受ける影響と比べて、計り知れないほど大きいことが容易に想像できる。

また、もう一つ足りないものがある。それは、コミュニケーションの能力だ。未成熟なコミュニケーション、極端に言ってしまえば、言葉を覚えたての児童達が、その正しい使い方を知らない状態で、インターネットを媒介として文字でのやり取りを行う。

少し考えてみれば分かりやすい。国語の授業で一生懸命作文を書き、用紙一面先生から赤ペンで訂正されているような、そもそも未成熟な児童達が、インターネット用語として簡略化された略語や顔文字などを多用し、さらに不十分な言葉でコミュニケーションを取っているのだ。

そして、そこは少なくとも現実世界ではない。多くの児童達は「ゲーム」感覚であるように見える。

リセット世代とはよく言ったものだが、コンピュータの電源を切ってしまえばそれでお終い。それまでのコミュニケーションは、あたかもゲームの世界でのことのように感じられてしまう。

インターネットの世界では常に自分が主人公であり、気に入らない相手に対しては、相手といってもゲームの世界でのキャラクターに対してであるのだが、自分の感情をありのままに表現してしまうことになる。

多くのインターネットネットコミュニティサイトで、こういうコミュニケーション能力の未成熟な児童達から、信じられないくらいの暴言が意図も簡単に飛び出してくることを、みなさんは知っているだろうか。

死ね。殺す。うざい。消えろ。

私が見てきた児童達、しかもかなりの多数は、日常的に、このような言葉を何の躊躇もなく発している。そして、今、みなさんが感じたように、この言葉は、文字として表現すると、たとえようのない恐怖感を与えてしまう。

情報の取捨選択能力に欠け、多感な時期である児童達がこのような言葉に直面したときの感情は、大人の感じるそれより、はるかに大きなものに違いない。

そして、厄介なことに、リセット世代である現代っ子達も、ゲーム感覚で利用したインターネット上で受けた「負の感情」だけはリセットできないのだ。

ここで話を冒頭の長崎の事件に戻そう。

この事件では、同じ学校の同級生同士が、ネット上のコミュニケーションから喧嘩となり、いわゆる荒らし行為へと発展した。お互いがお互いのホームページを荒らし、その憎悪の念は次第に増加していったものと考えられる。

実際に校内での喧嘩であれば教師が止めに入るだろうし、長引けば親同士の問題ともなる。

しかし、インターネット上でのそのようなやり取りが、親や教師の管理下におかれていることは、ごく稀なことだ。サービス提供者による介入もあるだろうが、多くのサービスでは「利用者同士の喧嘩への仲裁は原則として行わない」というスタンスである。

AllAbout子育て事情によれば、子供達がそういったサービスを利用していることを知らない親が、4人に1人はいるというデータもあるようだ。以外に知っている親が多いようにも思えるだろうが、それがどのようなサービスでどのようなやり取りを行っているかということまで知っているか、あるいはそのやり取りの内容までしっかりと管理しているかという問いになれば、極端にその割合は減ることだろう。

このような状況は、非常に危惧すべきだし、今後さらに大きな問題を引き起こすことになるはずだ。それを避けるためには、まず、インターネットの利用方法を教えなければならない教師や親それぞれが、インターネット、特にコミュニティ利用に関してもっと成熟する必要がある。

これまで、コミュニケーション能力の未熟な児童という観点から書いてきたが、実は、大人の多くも、残念ながらインターネットにおけるコミュニケーション能力に長けているとは言えない。もちろん、児童達のそれと同じレベルではないだろうし、社会生活における一般常識は心得ているはずだ。しかしながら、実はインターネットにおけるコミュニケーションのあり方は、それだけでは対応できない部分も多いの(少し主旨が異なるため、これについては本記事では割愛させていただく)。

では、手っ取り早く子供達を守るために、何を教えれば良いのか。一つだけ、どのような場面にも共通して必要なことがある。

それは、インターネットはゲームではなく、画面の向こうにいるのは自分と同じ人間なんだ、という認識だ。

我が子の身を守ろうとするのであれば、まず我が子が接するはずの人たちがゲームの登場人物ではないこと、そういう人たちへの配慮の気持ちを教えることがもっとも近道である。

ゲームの世界なら、やられたらやり返すことで高得点を得られるだろうが、現実は違う。暴言を受け、暴言で返してしまっては、更なる暴言を助長する。

分かっているものであっても難しいことではあるが、たとえ不健全な発言を行う相手に対してであったとしても、相手に対して、また周りに対して、ある程度の配慮を持って接することで、危険は未然に防げるものだ。

ご家庭や学校で、ネットマナーを教える場合には、ぜひ、念頭においていただきたい。
        

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