読書メモ「ウェブで政治を動かす!(津田大介著)」

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Twitterでは毎日のように津田さんのツイートが飛んできますが、著書やメルマガは読んだことがなかったので、この機会に、ウェブで政治を動かす! を読んでみました。



ウェブというか、TwitterやFacebook、youtube、niconico動画などを中心としたソーシャルメディアが、政治にどのような影響を与えてきたか、与えられるか、といった開設から、政治に無関心な若者世代に対する政治参加の啓蒙につなげるような内容。

著者は、ソーシャルメディアが絶対的なもの、あるいはことさら強大なものであるとは論じておらず、逆に、ソーシャルメディア内での世論は、声の大きい少数によって形成されているといった側面や、ソーシャルメディアで声をあげる層は、すでに実際に政治に何かしらの手段で参加している人も多く、現状の「政治に関心のない若者」までの声を代弁しているものではなく、現時点では、影響力は、まだ一部限定的であるといったスタンスでさまざまな事象を考察しています。

近年の政治家によるソーシャルメディアの活用例や、炎上例、メディア上の失言によって何かしら叩かれたような場合のソーシャルメディアを利用した反論の事例、自身のソーシャルメディアを使った政治への働きかけの事例など、政治とソーシャルメディアが、どのようなかかわりをしていて、実際にどういうことがおきているか、ここ数年の動きが良くわかる一冊でした。

ソーシャルメディアを使って政治に直接働きかけることができるようになったというのは事実であるし、そういった動きを、ひとりひとりが行うことで、国や政治に声が届く可能性があるというのもまた事実ではあるものの、ひとりのソーシャルメディア上の声は、やはり小さく、すぐに埋もれていきます。

今回、facebookにご執心の阿部総裁率いる自民党が政権を取り、選挙期間中もTwitterの更新をやめなかった橋元さん率いる維新が第三党の位置を確立したことで、今回も大きな話題になっていたネット選挙は、展望が見えてきたようにも思いますが、Twitterなどの利用率やネット普及率は、現時点でも日本は世界有数の先進国であり、いくら環境が整ったからと言っても、自然と何かが変わるわけではないことも自明です。

本書表題の通り、ウェブが政治を動かすのに必要なのは、やはり個人個人の政治参加の意識であり、何かをしなければという意思なんでしょうね。


ところで、本書は、前半はGALAXY tab 7.0にインストールしたkindleアプリ、後半はKindle Paperwhite 3Gで読んでみました。

GALAXY tabとサイズ的にはそれほど大差ないのだけど、やっぱ専用端末の方が軽いし、ちょっとしたUIなんかの違いで、ストレスを感じないですね。バックライトの加減も意外と大きいようで、長時間の読書には、やっぱ専用端末の方が適しているなぁという感想でした。



ウェブで政治を動かす! (朝日新書)
津田大介
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