証言台に立とう! 初めての証人尋問。事前準備や当日の流れなど

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法廷の真ん中にあるあれ。初めての証言台はドッキドキ。

ということで、だいぶ前の話ですが、人生初の証人尋問を受けてまいりましたので、レポ。

初めての裁判所 東京地方裁判所に行ってきましたの続きです。

法廷に立つことなんてねーよ! なんて思っていますと、思わぬところで呼び出されちゃいますよ。備えあれば憂いなし。ぜひ、参考にしてください......。

さて、僕自身は、ほとんど当事者っちゃ当事者なんだけど、裁判上は関係者という立ち位置で進んでいる裁判。もう数年係争中の案件ですが、和解提案があったり、けったり、反訴したり、調査嘱託まで入り、最終的に証人尋問まで開催されるという、顧問弁護士いわく「裁判のフルコース」を体験しているわけですが、ついに、初出廷です。


証人尋問ってどういうもの?

裁判の中で、何部か「陳述書」というものを提出しておりまして、それが、真実であるかどうかを質疑応答を経て確かめるのが目的です。

陳述書は、物的証拠とは別に、当事者や関係者からの証言を文書に起こして提出するものですが、これらは、証人尋問によって、嘘偽りがないことを証明して、初めて証拠として扱われるようです。

証人尋問は、大きく2つのパートに分かれて行われます。一つは、自分の弁護士から、あらかじめストーリーが作られた質問に答える「主尋問」。もう一つが、相手の弁護士から、いろいろと追求される「反対尋問」です。

まずは、主尋問を受けて、それを踏まえて、反対尋問がなされるという流れですね。


事前の準備

弁護士の先生によって違うのだろうけど、僕の顧問弁護士は、想定問答集といった形で、あらかじめ、主尋問で聞いてくれる質問と回答を、流れに沿って問答集として作成してくれていました。回答は、もちろんこちらがベースを考えます。

そのほか、相手方の反対尋問で、こちらから追及すべき内容なんかについても、あらかじめ弁護士と打ち合わせをしつつ、質問項目を作り上げていきます。

当日の流れ

午後開廷で、ざっくり一人1時間ぐらいの尋問時間が用意されていました。

テレビで見るような法廷に向き合って座り、自分の尋問時間になると、真ん中の証言台に立たされます。

事前にサインした宣誓書を渡され、それを読み上げる形で、最初に「宣誓」します。

良心に従って真実を述べ何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います。

と、起立して声に出して宣誓します。

証言台に立つ、といいますが、立つのは宣誓するときだけで、その後は着席した状態で尋問を行います。

尋問は、まず主尋問から。既定路線の質問を、自分の弁護士から問われるだけですが、ペーパーなどメモの持ち込み禁止です。完全にソラで答えなければいけません。

真実であれば、記憶のままに答えるだけなのですが、ここでちょっと有利な方向に......みたいな考えで嘘で固めちゃったりすると、しどろもどろになっちゃうんでしょうね。当然、嘘は罰せられますから、真実を述べましょう。

宣誓の時点は多少緊張はしていたものの、ここはかなり冷静にクリアできたかなぁという印象でした(自己評価)。

それが終わると、反対尋問です。

こちらは、相手方の弁護士からの攻撃を受けるわけですから、どのような質問がなされるか、その時まで不明です。

今回の相手方の弁護士は、割と恫喝気味に、自分の主張を押し通そうと、何度も似たような質問を繰り返す手法をとる人でした。かなり至近距離で上から睨みつけられたりしましたけれども......まあ、こちらは真実を述べるまでですので、終始同じ回答。しかし、ストーリーの見えない反対尋問は、体感時間が異常に長く感じますね。

頭が真っ白になっちゃう人も多いんですよ、なんて予め弁護士には脅されていましたが、そこまでにはならなかったものの、まあでも、やっぱりこれは緊張しますわ。

主尋問、反対尋問が終わると、裁判長、裁判官からの質問が数点ありました。これも尋問のうちです。

僕の場合は、時間にして約60分ほどで終了。

終了後

証人尋問は、こちら側と相手側、関係者がいれば関係者の尋問を、午後まるまる使って行いまして、当日は、尋問のみで終了。
次回期日を決めて閉廷となります。

その後、ひと月ぐらい経過してから、尋問の記録が、証人尋問調書という形のペーパーで送られてきました。

これも、弁護士の先生曰く、「速記官の制度があり逐一正確に表現されていたが、その後、速記官が廃止され、書記官が要旨として、証人尋問調書を作成することが多くなったため、最近は、一般的に再現性が低くなっている」とのことでしたが、今回の証人尋問調書は、僕の記憶の限りでは、かなり正確に記録していただいているように思いました。


余談

テレビドラマであるような「異議あり」なんて、裁判ではほとんどないですよ、とは事前の弁護士の先生談だったのですが、よほど相手方の主張が支離滅裂だったようで、今回、見事に僕の弁護士の先生から、「異議あり」が出ました。まじかで見るとかっちょいいですねぇ。


まさか裁判なんてものの渦中に立たされようとは、夢にも思ってなかったですが、よい経験になりました。

裁判はもう少し続くようです。

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