Chartbeatが凄い!「今」を切る新感覚リアルタイムアクセス解析ツール

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今さら知ったのですが、Chartbeatというアクセス解析ツールがもの凄いです。いろんなブログなどで取り上げられていますが、紹介したいと思います。

なにが凄いって、とにかく凄い。アクセス解析の常識を覆す? とまで言うと大げさかもしれませんが、まったく斬新な切り口で、ウェブサイトに切りこみます。

キーワードは「リアルタイム」。

登録

登録はこちらからできます。30日間の無料お試しができますが、基本有料サービスです。
登録時から、カード情報の入力が必要になりますので、若干障壁は高め。
ですが、一見の価値ありですので、ぜひお試し利用してみましょう。

セットアップ

解析対象のサイトの追加手順は簡単です。

  1. ログイン後のトップページから「Add New Site」をクリック。
  2. 手順1「What Site Do You Want to Track?」に解析対象のサイトのURLを入力します。この際、サブドメインのサイトを解析する場合は、サブドメインから入力する必要があります。
  3. goをクリックすると、手順2で解析用タグが2種類発行されます。1つを<head>タグ直後、もう一つを</body>タグの直前に挿入します。
  4. タグの設置が終わったら、手順3でActivate Nowをクリックすれば、即解析スタートです。

何ができるの?

いろいろ出来ます。冒頭でふれたように、Chartbeatは、サイトの「今」を刻々と映し出してくれます。いわゆる、サイトに今アクセスしているユーザーの数「同時接続者数」を計測すると言うことがベースの機能になるのですが、ここから詳しく解説します。


chartbeat_top.png
トップページでは、解析中のサイトのCurrent Visitors(現在の訪問者数)を数値とグラフで表示してくれます。


chartbeat_sitetop.png
各サイトの解析ページに入ると、上部に、当日のCurrent Visitorsの推移グラフが表示されます。このグラフは、一週間、30日間に縮尺を変更できます。


chartbeat_thread.JPG

その直下には、各ページごとに、現在何人のユーザーが滞在しているかが表示されます。画像中の青い丸印が1名を表現します。規模が大きくなると、この色や形が変わって行くんでしょうね、多分。未確認です。また、各ページは、Titleタグで記述しているページタイトルが表示されますので、直観的に、各ページがどこかを視認できます。これらの情報は、15秒おきに更新されていきます。



chartbeat_left2.JPG



トップページ左カラムには、30日間のCurrent Visitorsの最小、最大数と、それらと現在のCurrent Visitorsを比較したメーターが表示されます。そのうち、New(新規訪問者)とReturning(歳訪問者)の内訳も出ます。FAQによれば、Newは、初回訪問から30日以上アクセスしていない状態で訪問したユーザーを指し、Returningは、30日以内に、一度別のサイトを訪れて、30日以内に再びアクセスしたユーザーを指すとのこと。

FAQ原文は以下。

What exactly is a new visit?
A new visit is the first visit from a user who has not been to your site in the past 30 days. This is determined by using a (first-party) cookie set by chartbeat. If the user then goes on to another page on your site, they become a returning visitor.



chartbeat_lefttop.JPG
その下には、Engagementというコンテンツがあります。ここは、現在滞在しているユーザーを、Reading、Writing、Idleの3つに分類して表示してくれています。FAQによれば、Readingは、今コンテンツを読んでいるだけの人(これには、画面スクロールやマウス操作中のユーザを含む)、Writingはコンテンツを読んでいて、かつキーボードを操作している人、idleは、ブラウザのタブでページを表示しているけれども、今この瞬間はReadingでもWritingでもないユーザーを表示します。

FAQ原文は以下。

'Reading' means that the user is actively engaging with your content and this is calculated by using a combination of metrics including scrolling and mouse movement.

'Writing' takes those visitors that fall into the 'reading' category of those actively engaged with the content of your site and measures whether they are using their keyboard (for example to write a comment or search for something).

'Idle' visitors comprise the remainder of your visitors, they might have opened your page in a tab but be working on something else right now.

これは画期的ですね。他の一般的なアクセス解析ツールでも、そのページに訪れた人数は解析出来ますし、同時接続者数を計測するツールなんかもありますが、その内訳、読んでいる人、書いている人、ページは開いているけど今は見ていない人、までリアルタイムに把握することができるツールは、聞いたことがありません。過去在籍していた企業で、これに近いデータを独自に解析していたケースはありましたが、それでも、やはり基本は過去データでした。これは凄い。

下の上下に伸びているグラフは、3種類の属性ごとに、現在サイトに滞在しているユーザーが、何秒間ページを開いているかを表します。この図で言うところの紫グラフの60秒以上滞在している人は、タブに開きっぱなしのまま、放置していると言うことが分かります。これにも恐れ入りました。

chartbeat_location.JPG

もちろん、現在滞在している人たちのLocationもリアルタイムに把握できます。ニュース性があり、かつ地域に根付いたサービスを提供しているウェブサイトであれば、ニューリリースを配信したときに、しっかりとターゲットに合致したユーザーに訴求できているかが、把握しやすいでしょう。大規模なニュースサイトなどであれば、ページタイトルを変えることで、訪れるユーザーの地域属性がどうかわるか? なんて実験も想定できます。

chartbeat_trafficsorce.JPG

Trafic Sourcesでは、現在滞在しているユーザの訪問元の種別も表示されます。

chartbeat_fillter.JPG
当然、各ページ毎にフィルタをかけ、同じデータをページ単位で参照することもできます。

その他にも、ページ右側には、新しく訪問したユーザが、どのページに着地したか、どこから来たか、といったデータも表示されます(検索キーワードを含むリファラのURLからそのまま遷移すると、日本語は文字化けするようです。残念)。


技術者向けAPI

技術者向けには、APIも用意されています。

Real-time API calls
pages - An all inclusive API call that includes all data.  Only use this if you need access to all data.  If you just need a specific piece, please use a more specific API call.
pathsummary - Return specified data about all paths (urls) on a domain.
recent - Information about the most recent visitors to a page.
quickstats - Summarizes the current state of an entire domain or domain + path.  The number of people on a page, reading, writing, idle, etc...
toppages - Returns a list of pages, ordered by which ones have most visitors right now.


pages:全てのデータをコールできるAPI
pathsummary:ドメイン上の全てのURLに関する特定データを戻り値として返す
recent:特定のページ上の最新の訪問者に関する情報
quickstats:ドメイン全体や、各ページの最新の情報のサマリ。各ページ上の滞在ユーザ数、reading数writing数、idle数など
toppages:今現在、最も訪問者の多い順にソートしたページのリストを返す。


ほか、過去ののある時点でのリアルタイムデータを返すHistorical API callsや、特定の変数に関するサマリーデータを返すAPIなどもあるようです。詳しくは直接ご確認ください


気になるFAQ抜粋

FAQから、気になる項目を抜粋要約します。

Q:サイトは遅くなりますか?
A:ならないよ!全部読みこんでから計測始めるからね!

Q:いくつのサイトを計測できるの?
A:最も安い月額9.95$のプランで5個まで。

Q:どの位のPVのサイトまで使える?
A:同時接続者数数十万位まで使えるようにテストしてるよ! でも9.95$のプランだと、同時接続1000人までだよ。

Q:Google Analyticsと何かちょっと数字が違うけどどういうことさ?
A:ここ見て勉強してくれや

Q:アクティブ訪問者数は正確なのかい?
A:アクティブ訪問者数は、今いる全ての訪問者によって開かれているページ数だよ。どういうことかというと、一人がたくさウィンドウ立ち上げてたり、タブ開いてたりすると、重複して数えてるってこと。あと、45秒応答がないと終了したとみなしているから、実際に終了してから、解析に反映するまで、少し時間がかかってるんだ。

お値段は?

上述のように、30日間のお試し利用のあとは、月額9.95$からとのこと。

Standard:同時接続1,000人/5サイトまで
L:同時接続5,000人/20サイトまで
XL:同時接続10,000人/40サイトまで
XXL:同時接続15,000人/60サイトまで
これ以上のトラフィックは要問い合わせ


Chartbeatまとめ

とまあ、とっても斬新で、超便利げなリアルタイムアクセス解析ツールです。これまで見たくても見られなかったデータや、こんな見方もできたんだなー? なんて気づきを与えてくれるようなデータもありますね。サイトによっては、通常のアクセス解析ツール以上に、クリティカルな改善点を見つけられたりもするのではないでしょうか。

管理画面上は30日までの履歴しか見れないようだったので、もしかしたら、それ以上の過去のデータは破棄しているのかもしれません。FAQなどにも載っていないように見えるので、これは要問合せですが、サイトの今を知るという視点で考えると、それほど古いデータは意味をなさないのということなのでしょうね。

アクセス解析ツールというと、もはやGoogleAnalyticsの独壇場なわけですが、それに取って代わるものではなく、それでは解析できなかった新たな情報を知り得るツールであろうと言えますので、比較するのはナンセンスです。

GoogleAnalyticsに加えて、Chartbeatも併用して使うのが良いでしょう。

それほど規模の大きくないサイトであれば(というか、同時接続数1000って相当な規模……)、Standardコースで十分ですから、ほとんどのウェブサイトは9.95$で収まるはずです。

久しぶりに、衝撃を受けたウェブサービスでした。

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斬新な切り口でサイトを解析するリアルタイムアクセス解析ツールであるChartbeatのレビューです。 続きを読む

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