小規模サイトのSEO戦略(初心者ホームページ担当者のための業務マニュアル)

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SEOという言葉が新鮮な響きをもって受け入れられていたのも、今は昔。

SEMやSMOといった言葉ですら、すでに新しくはなくなっていますが、いずれにせよ、ウェブ担当者にとって、SEOというのは、「取り組めば勝てる」類のものではなく、「取り組まなくては勝ち目がない」といったものに変わってきました。

そんな状況ですから、いわゆるビッグキーワードでのSEOを、後発のサイト、特に小規模なサイトが実践し、満足し得る結果を得るのは、非常に困難です。仮にお金をかけたSEOを実施するにしても、費用対効果がどれほどのものなのか。最悪の場合、普通に広告を出稿する方が、良い結果を得られることすらあるかもしれません。

しかしながら、上述の通り、「取り組まなくては勝ち目がない」のがSEOであり、その点において、特に後発かつ小規模なサイトのウェブ担当者は頭を悩ませているものと思います。

ということで、今回は、そういったサイトにおける、SEOへの取り組み方について、触れておきたいと思います。

上述の通り、そんな背景で、リリース直後のスタートアップにおけるトラフィック獲得を目的として、ビッグワードのSEOに取り組み、結果を得ることは至難の業です。すべてが無駄とは言いませんが、結果が出るまでに、1年、2年といった中期的な計画が必要でしょう。

しかし、企業が運営するウェブサービスである限り、数年といったスパンで猶予が与えられるケースは稀でしょうから、ある程度、速効性のある施策を取ることが求められます。

そういった前提を踏まえますと、やはり、ビッグキーワードを意識したSEOは、泣く泣くではありますが、捨て(もしくはプライオリティを下げ)ざるを得ませんから、別の戦略を考える必要があります。

ざっくりですが、そういった際に必要な考え方としての要素は、以下3点に集約されるかなと思います。

1:ビッグキーワードの「関連検索語」を含む「複数語検索」を意識したSEO
2:競合の少ないキーワードの組み合わせ
3:高いコンバージョンが予想されるキーワードの組み合わせ

1点目については、ロングテール思想に近いですが、ビッグキーワード周辺に存在する、中規模~小規模の関連語までを意識して、キーワードの選定を行うという意味です。

たとえば、「不動産」というビッグキーワードに関連するサービスを運営していたとすると、そのサービスの趣旨にもよりますが、「不動産」というキーワードでSEOを考えるのではなく、「不動産 情報」とか「不動産 売買」といった不動産に関連するサービスやウェブサイトを表す補足するキーワードを含んだ検索語をターゲットとしてSEOを施すということになります。

「不動産」というキーワードが、すでにビッグ&競合が非常に多いので、「不動産 情報」や「不動産 売買」も、複数後検索とはいえビッグキーワードになってしまっていますが、そういった場合は、たとえば「不動産 情報 東京」など、さらに限定してみるわけです(不動産というキーワーが大きすぎて、この例でも絞り込めませんが)。

2点目については、実際に検索してみるのが良いでしょう。

想定した複合キーワードでの検索結果において、消費者が求めているだろうサービスにマッチするウェブサイトが多く表示される場合は、競合が多いと判断します(そのキーワードで、競合が既にSEOを行っている)。そうではなく、求めているはずの検索結果が得られていないと思われる場合には、検索語に対して低いスコアリングで上位表示されているということになりますから、比較的容易に上位表示が実現できます。

当ブログの直近の例でいうと、先日の「ジェイプロジェクト 流出」や、「三沢 動画」という複合キーワードで、エントリーをパブリッシュする直前時点で上位表示されるページに、そのキーワードが求めているであろう検索結果が含まれていなかったため、パブリッシュ後、特にGoogleは10分程度で上位表示されたこともあり、直後から約1日程度は、非常に多くの方に、エントリーをご覧いただく結果となりました(三沢さんには、改めてご冥福をお祈りいたします)。

3点目については当然のことですね。1,2点目を満たしていたとしても、そのキーワードを検索するユーザの求めるコンテンツやサービスを提供していなければ、再訪問はありませんし、商品が売れることもないわけですから、自分が提供するコンテンツやサービスを本当に求めているユーザーをターゲットに見据えたうえで、1、2点目の要素について、考えることが重要なわけです。検索エンジン側の思想としても、「検索ユーザに対して、最適化した情報を提供する」ということが大前提ですから、目先のトラフィックだけを意識して、検索結果に、いわゆる「ゴミページ」をばらまくのは、自重した方がよいでしょう。そういうウェブページは必ず淘汰されますし、個別には成功したとしても、それを継続するのは、やはり体力勝負になってしまいます。

おおむね、以上のような要素について意識していれば、小規模サイトであったとしても、初期のプロモーションとしては、十分な結果を得られるはずです(先の「不動産」のように、すでに競合がひしめきすぎている市場の場合は厳しいでしょうけれど)。

SEOは、取り組めば取り組むほど深い世界ですが、検索エンジンの「検索するユーザーに対して最適化されたコンテンツを提供する」という大前提さえ忘れずに意識しておけば、あとは、自分が発信するコンテンツのクオリティとタイミング次第で、大きな結果を得られるはずです。ということで、本エントリーを終わりたいと思います。

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