サイワールド終了・閉鎖 日本展開した韓国系コミュニティサイト壊滅?

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サイワールド日本版が8月に終了。韓国本社の方針変更を受け

まったくノーマークでしたが(というか、このニュースを聞くまで、サイワールドが日本展開していたことすら忘れていました)、韓国大手のコミュニティサービスサイワールドも、2009年8月21日での終了・閉鎖を発表したそうです。

以下、終了のお知らせより抜粋。

http://jp.cyworld.com/mycyworld/notice_read.php?postid=393
会員の皆様に残念なお知らせをしなければなりません。
2009年8月21日(月)をもちまして、日本サイワールドはサービスを終了することとなりました。

5月26日のサーバーメンテナンス以降、多数のエラーが発生し
会員の皆様には多大なるご迷惑をおかけいたしておりました。
サービス終了に向けての準備段階としての作業でしたが、
予想外の障害が発生する事態となってしまいました。
復旧のためできる限り手を尽くしてまいりましたが、既にサーバーを移転しており
サービス終了時までこれ以上の改善は見込めない状況です。

諸般の事情により、会員の皆様に現状のご報告をすることがなかなか叶わず
お知らせが遅れたためにさらなるご心配をおかけしてしまったことを深くお詫びいたします。
本当に申し訳ございませんでした。

サイワールド存続に向けての応援やお心遣い、ご叱責などたくさんのメッセージを頂戴いたしましたが
弊社の力不足のためにお応えすることができず、大変に心苦しい気持ちでいっぱいです。
皆様のご期待に沿うことができず、本当に申し訳ございません。

気になったのが二点。

一点目は、冒頭の記事にもあった

2008年5月のリニューアルで、韓国の芸能やニュースなどの最新情報を発信するなど、「韓国が好きな人々が集まるSNS」へとサービスコンセプトを変更していた。

という部分。

昨年時点でサービス開始3年が経過し、10万人に満たない会員しか獲得できていなかった現状からの打開策を、という形での方向転換だったのでしょうが、完全に迷走しているように見受けられました。

本家韓国サイワールドと、どういった差別化をしたのか、あるいはそのまま展開していたのか、まったく情報を持っていないので分かりませんが、いずれにしても、既にmixiの一強体制に近づいていた当時の日本市場において、何らかの魅力を感じさせることができなかったということなのでしょう。

これで、いわゆる「ホムピィ」スタイルを採用&打ち出しているサービスは、ほぼ淘汰された格好かなと思います。
2000年代最初の5年は、インターネット先進国であった韓国からローカライズされるコミュニティサービスが多くありましたが、SayClubしかり、CURURU(似た意味ではcafestaもですが)しかり、次々と終焉を迎えていますね。

さて、2005年当時に、サイワールドとCURURUについて、徳力さんが書かれたFPNの記事がありました。

 ITmediaの記事にもあるように、CURURUやサイワールドは、広告収入を中心とするmixiやGREEと異なり、アバターの関連オプションを優良にすることで収入を得るというビジネスモデルを取るようです。
 韓国のサイワールドでは実際にこのビジネスが非常に上手くまわっているように聞いていますが、はたして日本でもバーチャルなオプションに対してお金を払うというビジネスが上手くいくのかどうか。
(そういえば、日本にも他にもアバターサービスっていろいろありますけど、それぞれ盛り上がってるんでしょうか・・・・?どうもその辺の知識は弱いです)
 ITmediaの記事によると、CURURUは、Naverブログが「成功して」利用者が集められたのに収入が思ったように得られなかったので、SNSモデルに移行したのだとか。
 固定インターネットのデジタルコンテンツにはなかなかお金が落ちないといわれる日本で、新しい事例を作れるのか。やっぱり日本ではだめだったと振り返られてしまうのか。 

結果だけをみると、「やっぱり日本ではだめだった」という振り返りになりそうですね。
PCでの課金モデルで成功しているコミュニティサイトは、同じ韓国系のハンゲーム(ゲームポータルが主ですが)ぐらいでしょうか。
僕自身、前職でかかわっていた、デジタルコンテンツへの課金をビジネスモデルとした日本発のサービスも同じように失敗しましたしね。

// GREEのモバゲー化も、当時は予想だにできませんでしたが(笑)

それから、気になる二点目はこちら。

復旧のためできる限り手を尽くしてまいりましたが、既にサーバーを移転しており
サービス終了時までこれ以上の改善は見込めない状況です。

上述の記事でも触れましたが、DOBLOGの終了経緯に近い負のイメージのまま、終了してしまうようです。
まあ、終了するサービスに、これ以上のリソースを割いてまで……という判断は、今回のオペレーションにおける戦術上は正しいのでしょうが、こういうことをやってしまうと、今後、もう一度日本市場へ展開しようと考えた時に、多少なりとも影響があるでしょうね。戦略上どうなのかと。少なくとも、僕はそう感じます。

さて、すでに時は2009年。

2005年~2010年の5年間がどういった時代だったと後に振りかえられることになるのかは分かりませんが、ようやく、ネットコミュニティサービスの勃興期からは抜け出したようにも感じています。

淘汰されゆくサービスの多い中、現時点で、着実にユーザの支持を集め、かつ十分な収益を上げているサービスに関わっていることを、自分自身感謝しつつ、次の10年、あるいは次の5年を見極めていかなければならないと、改めて感じました。

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