titleタグの効果に見る「SEO担当者が肝に銘じるべき五箇条」~SEO TIPS

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久しぶりのSEOネタです。

titleタグに入れるテキストは、一般的に以下のような点に留意して決定した方が良いと言われます。SEOスクールなんかが存在すれば、最初に教わることなのではないでしょうか。

・使用するキーワードは少なければ少ないほどよい
・重要なキーワードを冒頭(あるいは左側)に

検索エンジンのクローラは、「右よりも左にあるテキスト、下よりも上にあるテキストを重要なものだと認識する」という点と、仮にtitleタグ内のテキストに与えられるSEO的な加点が一定だとすると、「キーワードが増えれば増えるほど、一つのキーワードに付与されるポイントが少なくなってしまう」という見解に基づいています。

ちょろっとググってみると、このサイトにも同じようなことが書いてありました。だいぶ古い記事ですけど。

titleタグは、内部施策においてh1と並んで最も効果の高い施策であるとも言われますので、シビアに考えるべきです。

しかし一方で、長く運営されているサイトであればある程、titleタグやh1タグ内のテキストを少しぐらい変更したところで、検索順位に大きな影響はないといった話もあります。

実際に、特定のキーワードで上位表示されている僕の管理サイトで、今年頭ぐらいにキーワードの追加をテストしてみたことがありますが、そういう傾向が見られました。既存キーワードのランキングには全く影響なく、新たに追加したキーワードでも、数か月後に上位表示されました。

// ただし、そのサイトは相当なビッグワードで、既にGoogle、Yahoo!で1位、2位表示されて久しく、
// そのキーワードからかなりのアクセスが定常的にあるものですし、それなりの被リンクも集めているということもあり、
// 別の順位決定要素の方が強いので影響がなかった、という理由かもしれません。

// と書いてみて気づきましたが、長く運営しているサイト=title以外の他のランキング決定要素を多く持っている
// という理由なのかもしれませんね。

さらに、グーグルは長いタイトルのほうがランキングが上がるとか、タイトルタグを変更すると、順位が大幅に下がるとか、titleに関する説は、いろんな記事がありますので、結局のところどれが本当で、今この瞬間はどういう状況なのか、よく分かりません。まあ、SEOってそういうもんだと割り切ることも大切なんですけどね。結果オーライなところもあります。

ということで、久しぶりに実験。titleタグの効果を調査。

1週間ほど前に、当ブログのtitleを「ネットコミュニティブログ」から、「ネットサービス・ネットコミュニティ・検索エンジンブログ」に変更したのですが、お気づきの方いらっしゃいました? 一応、今年3月に更新再開して以来、ネットコミュニティに関する話題以外も多く扱い始めたので、適切なタイトルに変更しよう、という目的も含めての変更ではありますが。

当ブログのトップページは、「ネットコミュニティ」でのSEOを施しています。集客という意味合いはほとんどないキーワードですが、ブランディングという点と、僕自身のネットコミュニティに対する思い入れという点が大きく、あとは実験用の側面もありまして「それなりに競合があって上位表示しづらいキーワード」ということでターゲットにしているだけなので、変更することに何のためらいもありません。圏外に落とされるとしょんぼりしてしまいますけれど。

title変更前、「ネットコミュニティ」検索時の順位は、google、yahoo!共に仲良く20台後半でした。あまり被リンクももっていませんし、コンテンツ量もそれほど多くないので、妥当なランキングだと思います。GoogleさんもYahooさんもよくわかってらっしゃる。

この変更は、上述の、「使用するキーワードが少なければ少ないほどよい」「重要なキーワードは左側に」という理論を無視した格好です。

キーワード数によって、加点が分散する理論でいくと

ネットコミュニティブログ:3語(ネット、コミュニティ、ブログ)
ネットサービス・ネットコミュニティ・検索エンジンブログ:6語(重複1件)(ネット×2、サービス、コミュニティ、検索、エンジン、ブログ)

※検索エンジンがどのように「1キーワード」を認識しているか、ちゃんと調べてません(そういうツールがあるはずですが、ほとんど使ったことがないので、どこで提供されているか忘れました。ということで、本当はもう少し違ったキーワードの認識のされ方をされている可能性がありますが、まあ、概ね上記のような感じのはずです)。

となりますから、仮に、左右の並び順を意識せず均等にポイントが割り振られると仮定すると、以下。

※titleに対して、どのウェブサイトも、均一に、合計10ptが割り振られると仮定した上での数値です。

ネットコミュニティブログ
ネット(3.3pt)
コミュニティ(3.3pt)
ブログ(3.3pt)

ネットサービス・ネットコミュニティ・検索エンジンブログ
ネット(2.8pt) 
サービス(1.4pt)
コミュニティ(1.4pt)
検索(1.4pt)
エンジン(1.4pt)
ブログ(1.4pt)

「ネットコミュニティ」という検索クエリーであれば、前者6.6ポイント、後者4.2ptとなり、前者の方が優位なはずです。
これにさらに、より左にあるキーワードが重視されるという説を踏まえると、コミュニティというキーワードが後者の方が後ろにありますから、さらに前者有利となってしかるべき。

で、一週間様子を見た結果はというと、以下のようにランキングの変動がありました。

google:18位
yahoo!:12位

共にそれなりにランキングの順位がランクアップしました。yahoo!については、ystのアルゴリズムupdateと時期がかぶってしまったので別要因もありそうですが、いずれにしても、冒頭の技術論については、「必ずしも当てはまらない」、もしくは、それにプラスして「何らかの要因が複合的に関連している」ということが言えそうです。

しかし、無駄なキーワードが詰め込まれた長いtitleテキスト、あるいは重要なキーワードを一つも含んでいないtitleテキストでは、上位表示が難しいのは事実ですし、これをすべて否定することもできません。

こういった実験結果から見えてくることはなんでしょうか?

SEOを知れば知るほど立ち返らなければならない言葉として、僕自身いつも肝に銘じているのですが、要するにに、結論としては、以下のようなことが、いつになっても、やはり真理なんだろうなぁと思います。

  1. 検索エンジンは、検索ユーザーに最適な情報を届けるために存在する
  2. SEOは、検索エンジンへの特定の検索クエリーに対して、最適な検索結果を返すための「ガイドライン」として考える
  3. けっして、他の最適であるはずのコンテンツを出し抜くための技術ではない
  4. SEOをやる人間は技術論にとらわれすぎてはいけない
  5. 最終的な目的は、ユーザーのベネフィット

冒頭の技術論は、おそらく間違っていません。しかし、それ以外のランキング決定要因は非常に多くあります。かつてはページランクというものが検索順位を決定する大きな要因でしたが、今や、それは無数にある要因の一つでしかないように、titleタグに関する技術論も、それと同じであると考えるべきなのでしょうね。

そして、それらは、googleなどの検索エンジンが、検索ユーザーのことを考えて決定しているアルゴリズムです。

SEOという観点から、僕たちが、何かしらの恣意的、作為的な操作をウェブサイトに加えたとしても、彼らは、僕たちが持っている情報をはるかに超えるデータを日々収集し、圧倒的な技術力を持って解析した上で、アルゴリズムを決定しているわけです。それこそ、掌の上で踊らされているようなもので、表面的な技術論を駆使したところでうまくいかないことは多いですし、うまくいったとしても、最終的には、抜け道に近いSEOテクニックについては、いつか何らかの対策をされます。

SEOだけを考えたアプローチは、オーソドックス、あるいはトレンド的なSEO技術論通りの結果を産まないし、逆にそれを無視した施策であっても、ユーザーライクなアプローチであれば検索エンジンは暖かく迎えてくれるんだろうね、と、改めて思いました。

抜け道的な技術を、検索エンジンに対策されるたびに、また次の抜け道を見つけるというのがSEOではないはずですし、僕たちウェブサイトの提供側の人間は、価値あるコンテンツを、それを求めているユーザーに適切に届けられるよう、ガイドラインに従って、日々提供し続けることこそが、やっぱり重要なんだろうと強く思います。ありきたりな言葉ではありますが、検索という行為がますます身近な存在になりつつある中、その分マーケットが大きくなり続けているSEO業界において、それを商売の種ぐらいにしか考えていないビジネスパーソンも多くなって来ているように感じます。そういう風潮に対して、警鐘を鳴らす、というほど大それたアレではないですが、一言物申す的な意味合いも含めて、本エントリーを記します。


◆最後に
検索エンジンやSEOという技術は非常に面白い研究対象でもあります。また、僕自身、それで飯を食っているような側面もあるわけですので、きれいごとばかりを言っていられないという現実もあるわけではありますが、これまでSEOに取り組んできて思うことは、最終的には、やはり「ユーザーニーズを、他のウェブサイトよりも確実に満たしているコンテンツ・ウェブサイトこそが、定常的に上位表示されるし、実際、そうあるべきだな」ということです。これは本当に不変の真理だと思います。

しかし、一方で、その真理は、本当に価値あるコンテンツを提供している人たちにしか、理解できないことかもしれないなぁと、思ったりもするわけです。

良いコンテンツを作り、それを適切に検索エンジンに伝え、それを求めているユーザーにアクセスしてもらう。

SEOって、結局これだけの話なんでしょうね。

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