アクセス解析(初心者ホームページ担当者のための業務マニュアル)

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今日から何回かに分けて、企業のホームページ担当初心者・ビギナーさんが、日々の業務で、どういった取り組みをすべきなのかということについて、お話したいと思います。 

さて、ホームページ担当者になると、どういったサイトであっても、絶対的に義務付けられるのが、アクセスアップです。また、企業の商品の販促サイトであれば、その先にある売上(コンバージョン)アップでしょう。

それを義務付けられたホームページ担当者が、一番最初に思いつくことが「アクセス解析を始めなければ!」ということではないでしょうか。言うまでもなく、ホームページのアクセスアップを目指すなら、アクセス解析は必須タスクであり、必須スキルです。

しかし、未だに、飛び込み営業やテレアポなど、アウトバウンド営業中心の企業における「ホームページ担当者」の多くは、本業ではない人がアサインされることが多いようです。会社のオフィシャルサイトに掲載する情報の「更新頻度が一番高い」というだけで、いつのまにか人事担当者がホームページ担当になってしまう……といったケース、あなたは当てはまらないでしょうか?

担当になって、さっそく「無料! 高機能! 簡単導入!」と三拍子そろったアクセス解析ツールであるGoogle Analyticsを導入したものの、さまざまに描画されるグラフをただ眺めているだけでアクセス解析をしている気分になって満足してしまっている方、いませんか? 日々のページビューの推移を見て一喜一憂しているだけ、そんな方いらっしゃいませんか?

と、前置きはこの辺で。

さて、初回の今日は、ホームページ担当者がアクセス解析に取り組む際の、超基本的なスタンスについて触れたいと思います。

◆アクセス解析をする目的とは

根本的なところから行きましょう。

「あなたは、なぜアクセス解析をしますか?」

はい、これは冒頭にでましたね。アクセスアップ及びその先のコンバージョンアップのためです。

しかし、ここで聞きたいのは、その一つ前の段階のお話。

アクセス解析をする目的は、大きくわけて2つあります。

1.日々のホームページ修正における効果測定をした上で、次の施策へとつなげるため
アクセス解析は、トライアンドエラーによるノウハウの蓄積、より良い次の施策を考えるための仮説・根拠作りというのが、ひとつの大きな目的です。最初に作ったコンテンツのまま、外的な要因でPVが増えた、減ったというのを確認するだけの行為は、アクセス解析とは呼びません。

・ある仮説をもとに、何月何日に▼▼を目的として、○○という修正をサイトに施した。
・その後、何月何日には、サイト内のトラフィックにこういった影響があった(プラス・マイナス含め)。
・その結果を元に、●●に対して、□□をすると、××という影響が得られるのではないかという仮説を得た。
・その仮説を元に、次の施策は、◇◇を目的として、◆◆の修正を施します

こういった流れを日々回していく。いわゆる、PDCAサイクルと呼ばれるものです。

ホームページに何かしら手を加えて、大きくアクセスが伸びたとしても、「目的」「仮設・根拠」「影響・結果」という三つが揃わなければ、アクセス解析をしているとは言えません。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる状態なわけで、次の施策に繋がりません。

基本的な取り組みとして、仮説と目的、実際に行った施策と結果、それから得られる仮説を、時系列で記録するようなシートは作っておいたほうがよいでしょう。


2.外部要因起因するアクセス減による被害を最小限に食い止めるための情報収集
ホームページというものは、何も手を加えなければ、常に一定のアクセスがあるのか? というと、もちろんそうではありません。単純に、情報が古くなればアクセスも減ってしまうでしょうが、それよりももっと怖いのが、外部要因によるアクセス減です。

これまで毎日1000人の人が訪問してくれていたのに、何もしていないのに、翌朝からいきなり100人しか訪問してくれなくなった、と言ったことが、至極当然のように起こりえます。

その多くは、主に検索エンジン対策(SEO)と言う言葉に繋がっていくわけですが、こういった外部要因に起因するアクセス減をいち早く察知する、あるいは、外部要因によるアクセス減が実際に起こる前に情報を察知し対策する、そういったことが、ホームページ担当者のアクセス解析業務の二つ目の役割になります。

アクセス減が起こった後、起こる前、いずれにしても担当者がやるべきことは一つです。

とにかく情報に敏感になる。日頃から情報収集を怠らない。

ホームページの担当者は、自分のサイトだけを見ていればいいのではありません。もちろん、日々の自サイトのトラフィックの変化は常にウォッチしておくべきですが、ライバルサイトの動向や、同じような形体の他サイトの情報、ウェブ全体の流れや、検索エンジンのアルゴリズムのアップデートなど、常に外にも目を向けていなければなりません。

ウェブ担当者や、もっと役割を絞れば、検索エンジン対策担当者が集まるサイトやフォーラムのようなものは探せばいくらでもあります。そういったサイトのいくつかを、日頃からチェックするようにしましょう。

また、こと検索エンジン対策を例にとってみれば、googleしかり、yahoo!しかり、本国は米国です。ほとんどのアップデートは、米国本国で実施された後に、日本に輸入されます。つまり、大きな変動があるときの多くは、まず米国側で何らかのニュースになっているわけです。そういった情報は、上述のようなサイトやフォーラムを見ていれば、嫌でもキャッチアップできるようになりますので、事前のリスクヘッジにつながります。

毎日、本業業務とは直接関係のない情報サイトのRSSをチェックしていると、どうも周りの目が気になる……といったケースもあるでしょうけれど、それがホームページ担当者の役割です。

ホームページからのコンバージョン数が小さいうちは、なかなか大きな声を上げられないでしょうけれど、日頃の施策とそれによる効果を簡単にでも毎月レポートするなど、売上につながるまではなかなか他の人には見えない”仕事”をアピールしつつ、とにかくしのいでください。

ホームページはウェブ上の営業マンです。

業種や商品にもよりますが、企業ホームページへのアクセスが、本当の意味で軌道に乗れば、ヘタな営業マンを何人も雇う以上の成果を上げることもざらです。また、同じ営業をするにしても、アウトバウンド営業ではなく、インバウンド営業中心の効率の良い営業スタイルに変化させることもできます。

そうなってしまえば、あなたの社内での評価はグンとあがります。外的要因でただ何となく上がったのではなく、日々のPDCAサイクルを回した結果だということが、それまでのレポートで証明されればなおさらです。

更新頻度が一番高い」というだけで、いつのまにか人事担当者がホームページ担当になってしまう……といったケース

こういった感覚で、自社のホームページを見ている企業のホームページというのは、本当に基本的な施策を施すだけで、驚くほど効果があがるケースが多いです。騙されたと思って、毎日1時間、ホームページのメンテナンスに時間を割いてみてください。

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