2005年12月アーカイブ

子供のインターネット利用とその怖さ でも使ったのだが、リセット世代という言葉を聞いたことがあるだろうか。

リセットという用語は、コンピュータゲームなど良く使われる言葉で、ゲームを最初からやり直すことを意味する。この機能によって、敵にやられたとき、思い通りに進まなかったとき、気軽にゲームをリトライできる。

自分の思い通りにゲームが進行するように、この行為を何度も繰り返す。やり直すことにより、時間さえかければ誰でもクリアすることができる。そこには、完璧な自分が存在し、ゲームだからこそ味わえる何にも変えがたい興奮があるのだ。だからこそ、人はゲームに熱中する。

もちろん全てではないが、一般的に、ゲーム世代と呼ばれる最近の若い世代は、この「リセット」という行為がごく自然な行為として身についている。即ち、リセット世代。

さて、このリセットという行為がネットにおけるコミュニティにおいて、どのような影響を与えるのだろうか?

一般的に、コミュニティとは、日々のコミュニケーションの積み重ねによって形成される。人と人との繋がりは、大変な時間をかけて作られ、その反面、脆い。ひとたび間違ってしまえば、容易にやり直すことは困難である。だからこそ、人間関係は難しいのであり、人生を左右しかねないそれに、人は悩み、そして喜ぶ。

しかし、ネットでのコミュニティは、一般的なそれとイコールであるとは言いがたい。

なぜなら、インターネットでは多くの場合、匿名性が守られており、登録制のコミュニティサービスなどでも、IDを取り直すことで、何度でもやり直しができてしまうからだ。極端な話、再登録後、過去の自分と仲の良かった友人達に接近し、まったく別の人間として、新しいコミュニティを築くことだって可能である。

私が見てきたコミュニティの多くで、そのような光景を頻繁に目の当たりにしてきたが、その傾向は、やはりリセットという行為に慣れてしまっている世代の若者が多いように見受けられる。コミュニティにおける自分の存在そのものを、いとも簡単にリセットできてしまうということ。これは、非常に危険な傾向だ。

リセットできる人間関係が何をもたらすか。それは、相手に対する敬意、思いやりの喪失である。それによって、多くの人は、ワガママに、自己中心的に振舞うようになってしまう。なぜなら、それこそが人間の本性であり、普段、理性によって抑制されている部分であるからだ。

そのような心理を持つ者にとって、ネットでのコミュニティの中で自分を抑制することの必要性は皆無ではないだろうか。インターネットはあくまで日常とは違う自分を楽しむことができる、いわばゲームであり、そして、ゲームの中では自分が主人公となるのが当たり前のはずだからだ。

気に入らない友人がいれば、敵意をむき出しにして糾弾し、逆にそのように好意的でない態度を取られれば、迷うことなく退会する。自分の思い通りのコミュニティが形成されるまで、何度でも退会、再登録を繰り返すしてしまうのだ。

このインターネット上での行為に麻痺し、実際の人間関係のそれと混同し始めたときの結果は、非常に恐ろしく感じる。

最近の凶悪犯罪の低年齢化や、犯罪自体の凶悪化の一端に、こういったインターネット上でのコミュニケーションの影響が少なからずあるはずだ。

未成年者による凶悪犯罪の抑制を考える上で、インターネットにおけるコミュニケーションのあり方を子供達にどのように認識させるかが、非常に大きな鍵となってくるのではないだろうか。
「荒らし」という言葉の定義について、まとめている記事があったので紹介しよう。

「ネット上の荒らしについて」  発信したいこと

私なりに、「荒らし」を定義すると、以下のような形だろうか。

「意図的にコミュニケーションを阻害する目的で、悪意ある発言を行うこと」

そもそも、コミュニティ利用者の目的は、コミュニケーションそのものであり、そのコミュニケーションを阻害することは、どのようなユーザーにとっても迷惑な行為である。誰とも会話のできないコミュニティサービスなど、誰が参加するだろうか。

そして、その行為が意図的である場合、そのユーザーはコミュニケーションを行う意図を持っていないと判断でき、イコール荒らし行為となる。
料理コミュニティサイトCOOKPADで起こった問題の記録という記事を拝見させていただき、とても考えさせられた。一方からの見解であり、全てを鵜呑みにすることはできないが、これが事実だとすれば、やはり気持ちの良いものではない。

コミュニティにとって大事なのは、当然ではあるが、サイト内でコミュニケーションを楽しんでくれるユーザーそのものだ。人は石垣、人は城、とは良く言ったものだが、コミュニティも同様。ユーザーこそがコミュニティの財産である。

多くのサービスには利用規約が定められており、「運営者が不適当と判断した投稿、ユーザー」に対しては、削除、利用停止措置などを行うのが普通だ。しかし、それは、「運営者にとって都合が悪いから」という理由であってはならない。

利用規約というものは、健全に利用しているユーザーたちに安心して利用してもらえる環境を整えるために、存在すると考えている。そして、その「健全」というのは、運営者にとっての健全ではなく、一般ユーザーたちにとっての「健全」であることを忘れてはいけない。

もちろん、最終的にはサイトを守るためにも存在するわけだが、しいてはサイトを利用するユーザーを守ることにほかならないのだ。

「コミュニティはユーザーが創っていくものだ」と言われることがある。これは、非常に良い言葉だし、コミュニティの核となるのがトップダウンで提供される情報やコンテンツではなく、ユーザーである以上、もっともな言葉であろう。

しかし、それは、コミュニティという見えない存在が、おかしな方向へ進まないよう、陰ながら舵を取っている人間がいてこそ成り立つものであるし、その舵取りをしている人間を信用できてこそ、ユーザーは安心してコミュニケーションを楽しめるのだ。そして、その結果、良いコミュニティが出来上がっていく。ユーザーがコミュニティを形成してくれる。

運営者は、コミュニティを積極的に引張っていくことはできない。さまざまな意見を持ち、目的を持ち、訪れてくれるユーザーたちに、そっと手を差し伸べ、その進む方向を補正してあげるのことで精一杯だろう。しかし、たったそれだけのことではあるが、少しでも間違えば、コミュニティの進路は大きくカーブを描き、予想だにしなかった方向へ進んでしまうのだということを、再認識させられる事件だった。

ユーザーの顔色ばかり伺う運営が良いと言うのではない。ユーザーと全く同じ視点に立つべきでもない。しかし、ユーザーの顔をまともに見たことのない運営者は、少なくともよい運営者とは言えないだろう。

コミュニティ運営者にとって必要なのは、サイト運営という大きな枠組みの中で、直接的・間接的を問わず、適切にユーザーとコミュニケーションを取ることができる能力である。

なお、該当記事を割りと客観的な視点からまとめた記事もあったので、ここに記しておく。
主観を排した、料理コミュニティサイトCOOKPADで起こった問題の記録
たいていのサービスには利用規約というものが定めてあり、その禁止事項に違反する行為を行った場合、管理者は時に、利用停止処分や退会処分を行う。

チャットや掲示板などで中傷行為や悪口、卑猥な発言を行った場合などが、そういう対象となる。しかし、残念なことに、それは大人ばかりではなく、むしろ子供の割合がかなり高い。

前の記事「子供のインターネット利用とその怖さ 」でも触れたが、未熟なコミュニケーション能力しか持たない子供達が、ゲーム感覚で利用している状況では当たり前のことだろう。

そういう行為自体も、ちろん問題ではある。しかし、その裏に潜むもっと大きな問題を直視しないことには、インターネットと子供の問題は良い方向には向かっていかない。

その問題とは、自分の子供もそのような行為をたやすく行う可能性があるという事実を、まったく認識していない、しようとしない親が存在するということだ。

ここでちょっとした例を挙げよう。

禁止行為を繰り返すユーザーに対して、時にIPアドレスによる利用制限を行う場合がある。同じIPアドレスからの利用が全て制限されるわけだが、もちろん、家族も同じサービスを使っていれば、たった一人のために、全員が利用できなくなってしまう。

以前あった事例としては、子供が卑猥な発言を繰り返し、家族全員サービス利用を禁止された。その事実を知らない親が、不当な禁止だとクレームを寄せる。お子さんの行為による禁止だと、親に伝えるが、親はいっこうに信じようとしない。あくまで、自分の子供がそんなことをしるはずがない、と。

ログまで存在するその不正行為の事実をいかに具体的に伝えようとも、まったく信じようとしないのだ。IPアドレスというのは、絶対的なものではなく、鵜呑みにしてはいけない情報ではあるのだが、登録情報から地域や苗字、メールアドレスまで同じとくれば、やはり親子関係があるものと断定せざるを得ない。

それでも、あくまで自分の子供ではない、と主張するのであれば、どなたか見知らぬ他人がその方のご自宅のパソコンを使い、該当する不正行為を行ったことになるわけだ、が、それの方がよほど問題だろう。

また、仮にそうであったとしても、サービス提供者の立場からは、繰り返し不正な行為を行う接続元からの利用を野放しにはできない。結局、同じ対応を行うことにはなるのだ。

少し長くなってしまったが、この親の反応から見れば、おそらくこのお子さんは、普段の日常生活において、そのような行為を行うはずのない、ごく普通の子供であったと考えらる。

しかし、ひとたびインターネットの世界に踏み込んでしまえば、そのような行為を平然と行ってしまう。そのような行為を何の良心の呵責もなしに行える環境が、そこには存在するのだ。

親は、それが信じられない。それ以前に、「そのようなことを行うなんてありえない」という頭があるから、普段から子供がどのようにインターネットを利用しているかを気にしようともしない。

どんなに優秀な子供であっても、その少ない人生経験では、インターネットの世界で理性を保ち、正しい選択をし続けるのは非常に困難である。さまざまな欲望を満たすものがあり、そしてそれを抑制する何かは存在しない。

「うちの子に限って」という考えは、現実世界のそれよりも、はるかに脆い幻想であるということを知ることが、子供の正しいインターネット利用への第一歩だと訴えたい。
昨年起こった長崎県佐世保市の小学生女児殺害事件を覚えているだろうか。

事件当時、マスメディアもこぞって簡易ホームページの存在やチャット、掲示板などを取り上げたものだが、もう事件自体はだいぶ風化してしまい、インターネットの負の部分も薄れかけていることだろう。

しかし、根本的な問題として潜むインターネットの怖さは、より大きくなっているといえる。

では、そもそも、インターネットにおける「怖さ」とはなんなのか。

ご存知の通り、インターネットには多くの情報が混在している。上手にインターネットを利用するために必要なのは、自分にとって有益であり、正しい情報だけを取捨選択する能力である。

いくら膨大な情報があったとしても、その真偽の定かでないものや価値のない情報に埋もれている状態では、まったく意味を成さないからだ。

昨今の小学校、中学校ではコンピュータの授業も積極的に取り入れており、児童達のコンピュータを扱うスキルという点においては、大人達となんら変わらないか、それ以上だといっても過言ではないだろう。

しかし、コンピュータを扱うスキルはあったとしても、情報を取捨選択する能力、ある種特異な情報に接したときの一般常識を元にした判断力という点に関しては、やはり幼いと言わざるを得ない。

これによって、間違った情報や通常では考えられないような残虐な価値観を、当然のように身につけてしまうのだ。これらは、全てを吸収してしまう多感な時期である児童達にとって、ある一定の規律のもとに放送されているテレビメディアなどから受ける影響と比べて、計り知れないほど大きいことが容易に想像できる。

また、もう一つ足りないものがある。それは、コミュニケーションの能力だ。未成熟なコミュニケーション、極端に言ってしまえば、言葉を覚えたての児童達が、その正しい使い方を知らない状態で、インターネットを媒介として文字でのやり取りを行う。

少し考えてみれば分かりやすい。国語の授業で一生懸命作文を書き、用紙一面先生から赤ペンで訂正されているような、そもそも未成熟な児童達が、インターネット用語として簡略化された略語や顔文字などを多用し、さらに不十分な言葉でコミュニケーションを取っているのだ。

そして、そこは少なくとも現実世界ではない。多くの児童達は「ゲーム」感覚であるように見える。

リセット世代とはよく言ったものだが、コンピュータの電源を切ってしまえばそれでお終い。それまでのコミュニケーションは、あたかもゲームの世界でのことのように感じられてしまう。

インターネットの世界では常に自分が主人公であり、気に入らない相手に対しては、相手といってもゲームの世界でのキャラクターに対してであるのだが、自分の感情をありのままに表現してしまうことになる。

多くのインターネットネットコミュニティサイトで、こういうコミュニケーション能力の未成熟な児童達から、信じられないくらいの暴言が意図も簡単に飛び出してくることを、みなさんは知っているだろうか。

死ね。殺す。うざい。消えろ。

私が見てきた児童達、しかもかなりの多数は、日常的に、このような言葉を何の躊躇もなく発している。そして、今、みなさんが感じたように、この言葉は、文字として表現すると、たとえようのない恐怖感を与えてしまう。

情報の取捨選択能力に欠け、多感な時期である児童達がこのような言葉に直面したときの感情は、大人の感じるそれより、はるかに大きなものに違いない。

そして、厄介なことに、リセット世代である現代っ子達も、ゲーム感覚で利用したインターネット上で受けた「負の感情」だけはリセットできないのだ。

ここで話を冒頭の長崎の事件に戻そう。

この事件では、同じ学校の同級生同士が、ネット上のコミュニケーションから喧嘩となり、いわゆる荒らし行為へと発展した。お互いがお互いのホームページを荒らし、その憎悪の念は次第に増加していったものと考えられる。

実際に校内での喧嘩であれば教師が止めに入るだろうし、長引けば親同士の問題ともなる。

しかし、インターネット上でのそのようなやり取りが、親や教師の管理下におかれていることは、ごく稀なことだ。サービス提供者による介入もあるだろうが、多くのサービスでは「利用者同士の喧嘩への仲裁は原則として行わない」というスタンスである。

AllAbout子育て事情によれば、子供達がそういったサービスを利用していることを知らない親が、4人に1人はいるというデータもあるようだ。以外に知っている親が多いようにも思えるだろうが、それがどのようなサービスでどのようなやり取りを行っているかということまで知っているか、あるいはそのやり取りの内容までしっかりと管理しているかという問いになれば、極端にその割合は減ることだろう。

このような状況は、非常に危惧すべきだし、今後さらに大きな問題を引き起こすことになるはずだ。それを避けるためには、まず、インターネットの利用方法を教えなければならない教師や親それぞれが、インターネット、特にコミュニティ利用に関してもっと成熟する必要がある。

これまで、コミュニケーション能力の未熟な児童という観点から書いてきたが、実は、大人の多くも、残念ながらインターネットにおけるコミュニケーション能力に長けているとは言えない。もちろん、児童達のそれと同じレベルではないだろうし、社会生活における一般常識は心得ているはずだ。しかしながら、実はインターネットにおけるコミュニケーションのあり方は、それだけでは対応できない部分も多いの(少し主旨が異なるため、これについては本記事では割愛させていただく)。

では、手っ取り早く子供達を守るために、何を教えれば良いのか。一つだけ、どのような場面にも共通して必要なことがある。

それは、インターネットはゲームではなく、画面の向こうにいるのは自分と同じ人間なんだ、という認識だ。

我が子の身を守ろうとするのであれば、まず我が子が接するはずの人たちがゲームの登場人物ではないこと、そういう人たちへの配慮の気持ちを教えることがもっとも近道である。

ゲームの世界なら、やられたらやり返すことで高得点を得られるだろうが、現実は違う。暴言を受け、暴言で返してしまっては、更なる暴言を助長する。

分かっているものであっても難しいことではあるが、たとえ不健全な発言を行う相手に対してであったとしても、相手に対して、また周りに対して、ある程度の配慮を持って接することで、危険は未然に防げるものだ。

ご家庭や学校で、ネットマナーを教える場合には、ぜひ、念頭においていただきたい。

mixiの現在

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前の記事で触れたが、mixiが、いまや社会現象と呼んでも良いほどの盛り上がりを見せているのはご存知の通りだ。

現実社会にまで影響を及ぼすサービスといえば、良い意味でも悪い意味でも頻繁に取りざたされる2ちゃんねるを思い出す方も多いだろう。

mixiもそれに近いほどの影響力を与え始めているが、2ちゃんねると違って、今の時点では良いイメージが先行しているのも特徴だ。

サービストップのさわやかなイメージ(現在、AUの広告が全面に出ている様子)や、ソーシャルネットワーキングというハイソなイメージのせいでもあるかもしれない。

しかし、最も大きな要因としては、完全クローズドであるゆえ、おいそれと中身を知りえないことが大きく関係しているのではないだろうか。

選ばれた特別な人しか知ることのできない世界。加入していないものの想像は大きく膨らみ、いつか自分に招待状が来るのを待ち望む。その期待は過剰なまでにサイトのイメージを神格化し、たとえていうのなら片思いの異性を自分の中で美化してしまうのとにているが、そういう一般大衆の想いが、mixiのイメージアップに加担しているのだ。

だが、現実はそうとも限らない。現在のmixiは、すでに、かつて大きな盛り上がりを見せた「出会い系サイト」となんらかわりなくなってしまっていると言えるだろう。

完全クローズドであり、「友達の友達」しか入れないという表面上のスタンスとはうらはらに、招待状がオークションで売買されたり、2ちゃんねるで配布されたりと、ほぼオープン化されているに等しい。そして、その手の経路で加入するのはインターネット中級者?上級者であることが多く、初心者の多い一般ユーザーはまったくその事実を知らない。

神格化された「安全な」mixiの中で、出会い系サイト的なスタンスで利用するユーザーと接触することで、知らぬ間に危険に晒されている人も少なからず存在するはずであるし、たとえ危険な目にあってはいなくとも、意図せず「出会い系サイトを気軽に利用している状態」に、多くのユーザーが陥っていることに気がつかなければならない。

もちろん、出会い系サイトそのものが悪であるとは言うわけではない。むしろ、全てのコミュニティサービスにおいて、知らない人とコミュニケーションを行うという側面がある点において、出会い系的な要素は含まれており、そういう意味ではコミュニティサービス全てが出会い系サイトであるとも言える(出会い系サイト規制法の定めるところの出会い系サイトではないが)。

そうではなく、出会い系サイトを使っているという認識のないまま、安心しきってサービスを利用しているユーザーがいるという事実に対して、警鐘を鳴らさねばならない。完全なる安心などあり得ないインターネットサービスにおいて、過度の、そして幻想的ともいえる安心感を伴って利用している初心者ユーザーほど、狼達にとってかっこうの餌食はないのだから。

インターネットがここまで普及し、mixiの登場によってより身近になってしまったコミュニティサービスは、mixiのそのイメージによって、一般ユーザーをより危険に近づけてしまっている。こういう裏の現実は、サービス提供者から発信することのできない、あるいはしたくない部分であり、また、インターネットに精通しているとは言えない多くのマスメディアの人間たちも、自ら気づくことが難しいものだ。

インターネットの普及とともに、もっと、正しい利用方法も認知されるようにならなければならない。
ソーシャルネットワーキング、いわゆるSNSが花盛りだ。

mixi、greeの出現以降、様々な企業が相次いでSNSを立ち上げており、もうどのくらいのサービスがあるのか見当もつかないほど。

IT用語辞典によれば、下記のようにある。

IT用語辞典より引用
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ソーシャルネットワーキング
参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイト。
誰でも自由に参加できるサービスと、「既存の参加者からの招待がないと参加できない」というシステムになっているサービスがある。
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確かに、mixiのように完全クローズドなSNSは多いものの、先日のライブドアフレパのように、新規登録をオープン化しているサービスもちらほら見られるようになってきた。

従来のコミュニティサービスにも友達招待機能は標準的に用意しているところも多く、この点においてはであまり違いはないように見えるが、違いをあげるとするならば、招待した友達と自分とが最初から「繋がり」を持っているという点、実社会の関係性をそのままネットに持ち込んで楽しむコミュニティであるという点に集約されるだろう。

通常のコミュニティサービスが、サービス内で知り合った人間同士で繋がっていくのに対し、自分の知人・友人の繋がりをネット上で楽しむサービスがSNSと呼ばれるサービスの特徴である。

従来より、匿名利用が当たり前であったインターネット世界において、この発想は実に革新的ではあるが、ネットと現実を全く別物として考え勝ちな日本人にどこまで受け入れられるのか、これがSNSの将来を大きく左右するはずだ。

もちろん、SNS最大のmixiは登録者200万人を超えており(匿名利用を基本とするコミュニティサービス最大手のCafestaをあっという間に抜き去っている)、案外最近の若者達にとっては障壁の少ないものなのかもしれない。

いずれにせよ、韓国やアメリカのように国民の数十パーセントが加入するようなサービスに成長しうる可能性を持っているのがSNSであり、その中でもmixiがもっとも近い存在であると言えるだろう。SNSだけに留まらず、ネットコミュニティサービスの未来は、mixiが担っていると言っても過言ではない。
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