著作権法と時代の移り変わり

改正著作権法が、本日2020年10月1日に施行された。

日本レコード協会は、こんなサイトを開設したようだ

あの音楽アプリはもう違法。

いきなり本筋とは関係ないが、titleに句点「。」まで含めているところに、企画者だかプロジェクトマネージャーだかのセンスを感じる(それがステキって意味ではないけど、一般社団法人の中でこういうことをする気持ちがある人もいるんだなぁって)。

閑話休題。

僕も昔は音楽をやっていた手前、違法アップロードや、違法な視聴を推奨するのははばかられるし、そんなつもりは毛頭ない。

一方で、今の時代、著作権を厳密に保護し続けるのは難しいのも確か。

JASRACなどは、あまりにも横暴すぎて、いわゆる便所の落書き的なところでは、カスラックなどと呼ばれる始末(僕のこの文脈に悪意はないのであしからず。あくまで実際そういう風に書かれてるという事実を客観的に述べたまでです。と、事前にリスクヘッジ)。

少し前に、音楽教室などにもJASRACが使用料を請求するといったニュースがあったりと、昨今何かと、こういった話題が多い。

自分が関与しているサービスに対しても、JASRACからの削除請求は何度も受けたこともあり、「えっ、こんなとこまでしらみつぶしにやってんのか……」と半ば呆れるとともに感心したりもしたものだ。作業スタッフさんらは事務的に処理してくださってるようなので、こちらも事務的に処理するのみで、特に問題はおきていない。

重ねていうが、違法な音楽アップロードアプリなどで収益を得ているアプリ開発者、サービス運営者をフォローするつもりはない。あくまで違法。間違ったことをしている。著作物は、音楽も、イラストや絵画も、文章も、なんであれ法的にもある程度保護されなければいけないものだ。

ちなみに、大昔、違法着メロサイトが横行していた時代と同じではある。

あの頃は、それを堂々と紹介・解説するような雑誌も普通にコンビニで販売されていたし、むしろ、その記事を、フリーライター時代に僕自身が書いていたりもしたのだけれど、そこまで大事にはなっていなかったのは、やはりネットの普及率の問題か。スマホってすごいなぁ。

一方で、こういった音楽や音楽家の権利を保護する団体が、未だに、前時代的な動き方をしていること、また、それらを支援しているであろう、古い音楽家たちに一つ疑問を呈したいとは思っている。

今となってはもう個人的には、実際に音楽で飯を食っている、あるいは食おうとしている人らとの繋がりは、ほとんどない状態なので、実情はわかりかねるわけだけど、最近の若手アーティストやバンドマンたちは、もっと別の所に視点をおいているはずだ(願望・想像・妄想だけど)。

少なくとも、自分が今この瞬間、音楽で生計を立てようと考えているのであれば、法律で守ってもらうことを前提にはしないはず、と思う。

フリーミアムという言葉も古くなってきたし、実際にはそれとは少し違うのだが、YouTubeやTwitterやInstagramなどのSNSで、仮に無料でも、仮に違法でも、とにかく拡散されることで認知度をあげ、その先にある収益を確保するほうが今の時代に則している。

それこそ、今のコロナ渦で、実際に箱を借りてライブをやることが出来ない状況の中、オンラインライブを開催したり、そこでの物販、投げ銭などで売上を立てている人たちは多数いるし、むしろ、これだけネット社会になった今、そこを強みにしないアーティストは淘汰されていくはずだと思っている。5G時代もすぐそこだ。5G時代がまだ来てないのに、6Gのニュースなんかも流れ込んできているしね。

集客の手段を失ったライブハウスも、色々試行錯誤をしているのを聞いている。昔お世話になったライブハウスには、特に頑張って欲しい。

もちろん、10年、20年、30年前といった昔から、一線でやっているアーティストたちへの尊敬の念は忘れないし、そういう人たちには、その頃からの接し方をしてくださる古くからのファンが、古くからの愛情表現、感謝の仕方でお金を落としているはず。

だからといって、今の時代の流れに逆行するように、法律でそれを規制したり、抑圧したりすることは、最終的に、音楽業界の未来を狭める、自ら首を絞めることになるのではないか、その疑念を拭いきれないのだ。

法律的には黒だけど、親告罪であるからこそ見て見ぬ振りができるのが著作権法上の、著作権者の権利でもあったと思っている。これには反論のある方も多いだろうとも思う。いち僕個人としての私見だ。

すでに、2018年12月30日に施行された改正著作権法により、一部非親告罪化されている。それについては、無知ゆえに、あまり詳しく状況を存じ上げないのだが、今回の改正は、(違法な)受益者側にも法的な強制力を適用するものであり、より強圧的なものになっているようには感じた。

著作権利権で成立していた団体が、苦しんだ挙げ句そういった行動に出ていることは、想像に難くない。あくまで、そこまで本気で調査をしたわけではないので想像ではある。誤解、語弊、明らかに誤った解釈があれば、指摘を受け次第訂正はする(リスクヘッジよ〜)。

著作権法や個人情報保護法なんかは、どんどん解釈が変わってきていて、というのも現状の変化のスピードに法律が追いついていないだけなわけだけど、色々と難しい問題ではあるが、法律と、実態が乖離すればするほど、当事者の選択肢が狭まったりするので、こういうのは、できる限りほんとうの意味での有識者や、パブリックな議論が活発になって欲しいなぁと、外野から、適当に思ったので、なんとなく書いてみたのです。

リスクヘッジしまくりなのは、たいして勉強していないからなので、問題があれば批判は甘んじて受けますし、訂正もすんなりしますので、怒りかけた人がいたら、ごめんなさいを先にしておきます。

とはいえ、もうちょっとちゃんと勉強しようかな、ここらへん。

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