DeepL翻訳、使ってみた

新時代の翻訳AI

ウェブで使う翻訳サービスといったら、Google翻訳を使う人が多いのではないだろうか。僕もそんな中のひとり。随分助けられたものだ。

でも、今後はGoogle翻訳とサヨナラするかもしれない。そう、DeepL翻訳が日本語対応しちゃってるからね。

DeepL翻訳とは

ドイツのケルンに本拠地をもつDeepL社が2017年にローンチした多言語対応翻訳AIで、当初から、より自然な翻訳結果がアウトプットされる! と、世界各国で高評価を得てきたサービスだ。

もともと英語、フランス語、オランダ語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語など、欧州中心のラインナップだったが、2020年3月に、満を持して中国語と日本語に対応。現在11ヶ国語に対応している。

これは使うっきゃないということで、最近はもっぱらDeepL翻訳を使っている。

Google翻訳だと、単語自体が理解できずに日本語のローマ字読みが翻訳結果に返ってきたり、文章として成立していないような訳になる箇所が散見されたりして、それを参考に自分で体裁を整えながら訳すような作業が必要だったのだけど、DeepL翻訳には、そういったシーンがほとんどない。それぐらい精度高く翻訳結果を返してくれる。たいしたもんだ。

有料プランと無料プランの違い

DeepL翻訳は基本無料で使用できるが、有料プランも存在する。

有料プランでは、以下のようなことが可能になる。

・一度に翻訳できる文字数上限がない

・文書ファイルごと翻訳可能

・データの機密性が確保される ※無料利用だと、翻訳した原文データが一定期間サーバーに保存され、翻訳アルゴリズムの改善のために使用されるのに対し、有料プランでは、翻訳直後に原文は削除されるとのこと。

翻訳精度のテスト

とある会社さんで無作為に抽出したビジネスメール文書100文を、DeepL、Google、Microsoftの3つの翻訳サービスで翻訳した結果について、人力で以下の4項目に仕分けした結果。

・Excellent: 原文の意味が過不足無く正しく訳されている。
・Good: いくつかの単語が間違っている、または抜けているが、文の大意は正しく訳されている。
・Medium: 部分的には正しく訳されているが、文全体の意味が間違っている。
・Poor: 文全体が間違って訳されている。
出典:https://www.science.co.jp/nmt/blog/20529/

画像1

圧倒的に自然な翻訳であることが分かる。

DeepL社が行ったブラインドテストの結果もある。このグラフは、Google、Amazon、Microsoftの翻訳サービスで訳した文章とDeepL翻訳で訳した文章を並べ、サービス名を伏せた状態で翻訳者に見せ、評価をさせた結果だそうだ。

画像2

出典:https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/22470

グラフよりも実際使ってみる方が早いけれど、数値で見ても、「なるほどやっぱりな」と思わせる結果だ。

DeepL翻訳に方言を翻訳させてみた!

DeepL翻訳のすごいところは、方言であっても、かなりの精度で翻訳してくれるところだ。さすがに東北弁や沖縄弁の激しい訛りはどうなのかわからないけど、とりあえず身近な広島弁で、適当な文章をDeepL、Google、みらい翻訳の3サービスに翻訳させてみた。

ちなみに、みらい翻訳も、少し前に翻訳AI界隈を賑わした主にビジネスパーソンをターゲットにした優れものだ。以下、公式HPから引用。

和文英訳がプロ翻訳者レベル、 英文和訳はTOEIC960点レベル、日中翻訳は人手翻訳と同等レベルの翻訳が可能
https://miraitranslate.com/service/miraitranslator/

では、早速、日本語方言→英文翻訳のテスト開始!

(適当に広島弁で書いた)原文

どしたんね。そんなに慌てんさんなや。慌ててもええことないけぇ、じっくりやりんさいや。ほいじゃ、わしは帰るけぇの。

これをそのまま英語に翻訳してもらいます。

DeepL翻訳の結果

What’s going on? Don’t be in such a hurry. There’s nothing wrong with rushing. All right, I’m going home.

→全文方言まじりだけども、全て違和感ない英語に翻訳された。3文目、2つの節に別れているものを、1文に収めているあたりも、さすがと思わせるナイスな翻訳。

Google翻訳の結果

What did you do? I’m so rushed. Even if you hurry, you can’t do it. Hey, I’m going home.

→1文目、「どうしたの!?」という表現が日本語としては正しいのだが、若干ニュアンスがおかしい訳。それでもまあ間違いではないが、2文目で「わたしが急いでいる」ことになっちゃって、支離滅裂。Google先生、広島弁の前に頓死。

みらい翻訳の結果

What’s the matter? Don’t be so upset. It’s no good to be in a hurry, I won’t take my time. Then I’ll go home.

→慌てないでってupsetでいいのかな? そこは英語力ないのでわからないけれど、とりあえず三文目後半が、「お時間は取らません」的な意味合いになってて撃沈。沈没Death!

ということで、こんな短い文章でも、三者三様のアウトプットになるわけだけども、DeepLの性能の良さは垣間見れる。

じゃあDeepL一択じゃね?

翻訳結果を見ると、現時点では、まさしくDeepL一択というのもあながち間違っていはいないように思う。

では、GoogleにあってDeepLにないものはなにか?

現時点でGoogleが優れているのは、スマートフォンで利用できるアプリを持っていること、それから音声入力に対応していること、さらに翻訳後の文章を音声で出力できること、などだろうか。

ここらへんの利便性は捨てがたいところではあるが、アプリなんて開発着手すればすぐだろうし、音声入力も含めて、数年もあれば、追いつき追い越せモードも視野に入ってくるレベルの技術だろうはずで、そのときには、本当にDeepL一択になってしまうのかもしれない。

とはいえ、Googleにも翻訳AIをリードしてきた第一人者としての自負があるはず。今後どのように精度の向上に取り組んでくれるのかは大いに期待したいところだ。

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