中古ドメイン再取得の道 ドメインバックオーダーとは?

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欲しかった中古ドメインがいくつかあり、昨年秋頃から、期限切れの中古ドメインの再取得について調べたりしておりました。

数回チャレンジしまして、ようやく先日一つだけドメイン取得に成功しましたので、そのまとめがてらエントリーに残しておきます。

まず、中古ドメインの再取得とはどういうことかと言うと、ようするに前の所有者がその権利を更新せず、一定の保留期間を経過した上で、誰のものでもなくなった状態になった時に、そのドメインの権利を購入するということです。jpドメインで言うと、whoisで「To be suspended」や「Suspended」になっている状態のこと。注意が必要なのは、ドメインの保有期限が切れた後に、jpドメインなら、一カ月間は保留期間(元の保有者が優先的に再取得出来る期間)があるというところです。

さて、そう書くと単純簡単なのですが、例えば、多少なりともページランクの高いドメインなんかには、中古ドメインの再利用や、中古ドメインの転売を目的とした業者さんがスパムチックに再取得を試みていたり、例えばとても短くて分かりやすいキーワードを含むドメインであれば、そういうキーワードを生業にしている企業さんなんかが取得に動いたりと、のんびり構えていては中々取得が出来ません。

人気コンサートのチケットの販売開始と同時に、電話を掛けまくるファンの様子を想像して貰うと分かりやすいでしょう。

特に、ドメインの更新のタイミングは、0時から早朝にかけてですので、そのタイミングに起きていて、ドメインの取得を試みようとするのはプライベートでは大変です。

そこで登場したのが、ドメインのバックオーダーと言うサービスで、これは、各指定業者の方が、取得開始のタイミングになったと同時に、ドメインの取得を代行してくれるサービスです。

ここで問題になるのが、これは取得を保証してくれるものではなく、あくまで、取得可能なタイミングに取得を試みるだけのサービスということです。

例えば、同じバックオーダーを複数の人が利用していれば、その複数の人の中で、最終的にはオークションをすることになりますし、指定業者自体も複数存在しますから、自分がバックオーダーを注文した指定業者自体が、ドメインを取得できなければ、その指定業者のバックオーダーを使っていた人は、全てドメインの取得に失敗します。

これ、知らないと分かりづらいのですが、ようするに、バックオーダーと言うサービスをやっている業者自体が複数あり、僕たち個人や普通の企業がドメインを取得する以前に、どの指定業者がそのドメインを扱う権利を持てるかを、競争していると理解すればよいでしょう。

例えば、有名どころで言うと、お名前.comというサービスがありますが、ここでバックオーダーを注文していたとしても、他の指定業者が先にそのドメインを取得してしまうと、お名前.comにはそのドメインを扱う権利がなくなるので、当然、お名前.comを経由してバックオーダーを出していても、ドメインは取得できないということになります。

何度か失敗して分かったのが、どうしても欲しいドメインであれば、複数のバックオーダーサービスに同時に発注するとか、あるいは、複数のバックオーダーサービスに同時に発注してくれる代行業者のサービスを利用するとか、そういった試みが必要そう、ということでした。

もちろん、このようなことをしてしまうと、他の競争相手がいない場合に、複数の業者を経由して、自分の発注同士で競合することにもなり、手数料などの損失はあるのですが、他の競争相手がいないという確実な情報はどのようにも知りようがないわけで、確実に取得を、と考えると、どうしてもやむを得ないのかなと言うところです。ちなみに、取得失敗した場合は、大体の場合は返金されるようです。複数発注しても手数料だけの損失で済むので、大したリスクはありません。

なお、今回、数か月にわたって何度かバックオーダーを利用してみたのですが、上述のお名前.comでの取得は一度も成功しませんでした。

ほか、同じような形態のバックオーダーのPSIや、複数のバックオーダーサービスへの申請代行をしてくれるドメイントレードなんかを利用してみました。最終的には、PSIで一つだけ取得できたののですが、欲しかった他のドメインは、あえなくどうでもいいリサイクル業者の大量生成サイトになり果ててしまっていまして、非常に残念です。

ドメイントレードは複数のサービスへの申請代行とのことなので、PSIやお名前.comへも申請されている可能性も高く、そういう意味でも重複で無駄もありますし、バックオーダーと言うサービス自体もあまり健全なサービスとは思えないのですが、これもやむを得ないという結論です。

ちなみに、中古ドメインの再取得によるスパム的な運用をしている業者の実態については、SEMサーチの中古ドメインによるSEOの台頭と、ブランド毀損リスク (1) 有効期限が切れたドメインの再利用実態が参考になります。

多少ページランクがあったとしても、過去の実績はリフレッシュされるケースもあるでしょうし、新しいサイトでのキーワードでの上位表示にはそれほど影響はないと思うのですが、全く関係のない元サイトのブランドでの上位表示させた上で、そのブランドとは全く関係なく、一般的に誰にでもニーズのある商品を見せ、その中のごく一部でもコンバージョンしてくれれば御の字、といったマーケティングなんでしょうね。

僕自身は、別の思惑があり、また、前のユーザーにも好意的に受け入れられるであろうアウトプットを提供出来るとふんで、今回どうしても取得したかったドメインがあったからなのですが、いいかげん、そういったむちゃくちゃな利用はやめてほしいもんです。

まあ、一つでも、無事取得出来てよかったです。

近日中にリリースします。

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